馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

南フランス田舎紀行(06)夕暮れのアルビ Albi 旧市街


アルビ旧市街は司教都市 La cité épiscopale と呼ばれている。


街の中心にあるサント=セシル大聖堂 La cathédrale Sainte-Cécile。


アルビジョワ十字軍によるカタリ派一掃後、
13世紀から16世紀にかけて


ローマが任命した司教たちによって建造された


中世ゴシック様式、とくにレンガ造り建築の傑作。
司教たちが住んでいたのがベルビ宮殿 Le Palais de la Berbie(ベルビ Berbie はオック語の「司教」 bisbe に由来する)だ。
異端審問が行われた場所だ。


身廊を飾る「最後の審判」。


さて、昼に飲むのはプロヴァンスのロゼ、クリュ・クラッセ
Château Sainte Rosoline, Cru Classé, Côte de Provence 2018


つまみは市場で買ってきたトマトと生ハムとヤギのチーズ。


サン=サルヴィ参事会聖堂 La collegiale Saint-Salvi。
6世紀の初代アルビ司教である聖サルヴィを記念して建造された古い聖堂である。
建造物は石造とレンガ造りが入り混じっている。
11世紀から18世紀まで改修が続けられた。


回廊はロマネスク様式とゴシック様式が入り混じっている。


その周囲にはかつて参事会員の住居に使われていた古く美しい住宅が残っている。


夕暮れ時、対岸に渡ってワインを飲んだ。
1035年に建造されたポン・ヴィユー Le pont Vieuxと司教都市を眺めながら。


一度夕陽に照らされて赤く輝いたあと、


陽が沈んだ後にもう一度バラ色に輝いた。
その移り行く暮色をつまみにして
サンテミリオンのグラン・クリュ
Bordeaux, Saint-Emilion, Grand Cru, Château Jaceues Blanc 2015
を空けてしまった。

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