真ん中に置いてあったおむすび型のさざれ石を「蓬莱山」に見たてる。
まず右手前に石をたてて、その前に亀石を置く。
さらに左手前に舟石を置く。草抜きのときにとっておいた苔をまく。
この舟石は蓬莱山に宝を取りに行くための舟で「出舟」石と呼ばれる。
宝を積んで帰ってくる舟は「入舟」。
明日に向かって"希望をもってその日を生きる"という未来志向型思考をメタファーするため、
出舟石を置くことにした。
出舟は空荷、石をあまり深く埋めこまないのがこつだ。
苔がうまく生えてくれれば、舟が海面を進んでいるように見える。
めでたい庭になった。
亀石も舟石も、家の周りに放置してあったものを使った。
