馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌01.11古井戸を数学る

幾何学的にうつくしい
古い井戸を
満たす手だてが欠けている、
石のなかにいるウシのように。

新しい解析学では、
欠如というへだたりの
対角線上を
冬の星座がわたる。

かんたんな数字がほどけない
釣る瓶になって、
気になっていることが
ウシの身体を落下する。

身体を落ちるということを記号化せよ!
「から・まで」、
を代数する、いっぽうで
このようなテクストはあっさり諦める。

その速度を移動する
枯れた野に
幾何を生きる喜びがある、
はずなのだが。


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