馬屋記ーヤギとクリの詩育日誌

詩育日誌06.30ヨルダン逃風

飛べない鳥と
動かない樹になって
後ろすがたを嘆かせる
船に乗る
鳥啼き魚の、ではなく
鳥啼き、魚の、
目に泪
が見えるまで
ていねいに刈り込まれた
頭をあげて
流れる雲を追いかける
かろうじて
いつか、またどこかで。
会えますように
願う腕をおもいっきり広げて
子ヤギ乗せ
空飛ぶ夢では少年兵
もう、帰る。
悲しみの川西岸へ
逃げた風が
風であることを確かめる
飛ぶ鳥と
揺れる樹になって


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