わたしの良い子
新しい恋人と沖縄へ行ってしまった
妹の代わりに
未婚で産んだ男の子をあずかり
2歳から小学校1年生の3月まで
生活を共にした
独身の姉が主人公です
帯に
*どうして、
ちゃんとできないの?
他の子みたいに。*
と、あり
どこかで聞いた言葉だなと思いましたら
大人になってから私が
母から言われた言葉でした(^-^;)
世間体第一主義の母から
超マイペースな私に
「どうしてちゃんとできないの。
みんなうまくやっているのに」と。
主人公の言葉に
「良い子」は
「育てるのに都合の良い子」ではなく
「そのままで、生きているだけで、
じゅうぶんすぎるぐらい良い子だ」とあり
流されない物の捉え方が清々しく
読んでいて気持ちが良かったです(^o^)
彼女が天使でなくなる日
*小さな島にある、やすらぎの託児所
兼 民宿*(帯の言葉より)の物話ですが
表題作は 毒親(母親)と
30代の娘(既婚)の話です
「天使」とは毒親の思いのままにされる
「都合の良い子」のことでした
作者は主人公に
「誰も天使になどならせてはいけない」
と 言わせています
以下、共感できた言葉を書き留めます
「なにかの経験をした人が、
その経験がない人に
『あなたには
わたしの気持ちがわからない』
という行為、わたしは嫌いです」
*ただ、
「その経験がある」ということを理由に
一段高いステージに立ったように
他人を見下ろす行為には
我慢がならなかった*
この2冊を続けて読むことができて
よかったです(^o^)
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