ヒストリア / 池上永一
沖縄戦の空襲に遭いマブイ(魂)を落としてしまった少女が
マブイに導かれるように沖縄の移民政策でボリビアに渡る
半生記を書いたジェットコースターストーリー。
(ネタバレになりますので
この先を知りたくない方は読まないでください)
テンポよく、魅力的な登場人物も出てくるのですが
ハッピーエンドにはなりません。
最終的にはマブイに導かれて沖縄に戻るのですが
マブイは基地のなか
いまも砲弾のなかで泣き続けているのでした。
池上永一さんの小説はブ厚いほどワクワクするので
(ちなみに、この本は629ページあります)
楽しみに読み進めましたが、この本では
あたりまえですが、やりきれなさが残りました。
ですが、そこは池上さんですから…
パワフルな主人公と愛すべき仲間たちに
めいっぱい楽しませていただくことができました!
*石垣島を旅したときに連れて来た
シーサーのストラップを添えてみました。
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