気分しだいで食べりゃんせ♪

降り注ぐセミシャワー

 

お盆休み中にでかけた武蔵五日市。

子供が小さいころ、よく秋川に遊びに行っていましたが、今回は20年ぶりぐらい

駅前はだいぶ変わってしまっているかと思いきや、相変わらず、お店もほとんどなくて閑散としていました。

目指すは「Cafe' 三内ハウス」。

 

 

大きな道からちょっとそれると、のどかな風景。

 

 

踏切を渡ると案内板がありました。

 

 

こんな、線路沿いの通路を歩いて行きます。

歩いてきた道を振り返って撮った一枚。

 

 

関係者しか通ってはいけないんじゃないかと思うような通路を進んでいきます。

こちらも今歩いてきた道を振り返って撮った写真です。

 

 

まだ?と心配になってきたころに、案内板があらわれます。

 

 

この古民家が、三内カフェ。

 

 

入口が顔みたいでかわいい

 

 

古民家の壁をくりぬいたり、丸太のカーブを上手に利用したりして、いい感じにリノベーションしてあります。

 

 

風情を残しつつ快適な空間。

 

 

手作り感満載な、デッキのテラス席。

木々のすぐ向こう側に線路があって、葉っぱが生い茂っていないときは、電車がよく見えるそうで、鉄ちゃんや鉄子さんにも人気のスポットなのだそうです。

この日はエアコンの効いた室内の方が人気でした。

 

 

三内カフェに向かう途中の線路沿いの通路から撮った一枚。

鉄子じゃなくても思わずパチリと写真を撮りたくなるようなロケーションです。

 

 

この日の三内カフェは、カフェと隣接した広場でライブがあるので、特別メニュー。

1500円でビュッフェスタイルのランチです。

 

 

メニューは

トマトチキンライス

コールスロー

ミニホットドッグ

冷茶漬け三種

キャラメルプチケーキ

 

 

トマトチキンライスが、優しい味なのにコクがあっておいしくて、作り方を教わっちゃいました。

こういうの、普段よく作っているのに、なにか一味違うと思ったら、バジルペーストと小麦粉をバターを炒めたルーがポイントでした

檜原の手摘みの無農薬茶の冷茶がさわやか

写真は撮り忘れましたが、山で穫れた梅と砂糖と自然塩で作られた自家製のスポーツドリンクが、市販のスポーツドリンクのようなわざとらしい甘さがなくて、スッキリおいしかった

 

 

トマトチキンライスをおかわりして、お腹がふくれてしまったので、三種の冷茶漬けは、お茶碗一杯に盛り合わせていただきました。

おいしすぎてご飯食べすぎ

お母さんが作ってくれるご飯みたいな、手作りのあったかいお料理で、お腹も心も満たされました。

 

 

ちょっと甘めなキャラメルプチケーキは、甘いもん好きなツレに進呈しました。

 

 

ライブが始まるまで少し時間があったので、あたりを散歩。

三内神社の鳥居が見えたので階段を登ってみました。

この鳥居をくぐってさらに山頂に向かって山道を登っていくと、拝殿や神社の本社があるようなのですが、そんなに時間もなかったので、引き返しました。

 

 

ちょっと高いところに登っただけで、景色がきれい

 

 

このタイミングで電車が通ってくれれば、江ノ電の鎌倉高校前の坂の下の踏切みたいにステキなんだけどな~。

 

 

お食事と散歩のあとは、三内ハウスに隣接した、あきる野市ボランティア広場にてライブ

有志の方々が、放置林を伐採して12年間かけて作り上げてきた広場なのだそうです。

この日は、ここで、「Voices」というライブがありました。

 

 

Marmitz
(ギター・ヴォーカル・ケルティックハープ・ネイティブアメリカンフルート)

Matuzo&コマッツオ
(父アコーディオン・息子ドラム「5歳」) 

 

 

演奏が聞こえなくなるぐらいに、あたりに降り注ぐ、シャワーのようなセミの大合唱

縄張りを主張しているのか、演奏を始めると、必ずと言って良いほど虫や鳥達が大きな声を出し始めるのだそうです。

青空の下、緑に囲まれて、天から舞い降りてくるような音楽に聴き入る贅沢

透明感のある歌声、ギターやハープの響き、NAF(Native American Flute)の心がなごむ音色、なぜか懐かしい感じがするアコーディオンの音、コマッチョくんのタイコのリズムが、セミや鳥の声と一体化して、広場全体を包み込むように共鳴していました。

 

暑い日でしたが、時折ふいてくる心地良い風が、あたりの緑をゆさゆさとゆらしてくれて、都心で感じるような、もわっとするような息苦しい不快感はありませんでした。

林の中なので、虫刺されも覚悟の上だったのですが、蚊取り線香を用意しておいてくれたおかげか、蚊に刺されることもありませんでした

ライブ終了後も、三内カフェで一息。

何がいいって、人との出会いが最高だった一日。

初めて会ったとは思えない初対面の皆さんと、ゆったりおしゃべりをしたり、偶然、40年ぶりに、なつかしい先輩とお会いできたりと、林の中の秘密の場所みたいなところで、楽しいひとときを過ごせました。

そして、お会いできた皆さんからパワーをもらえました。

そもそも、駅から徒歩で4~5分でたどり着けるところに、こんな隠れ家みたいなカフェと広場があるなんて、誰かに教えてもらえなかったら、なかなか行くことはないと思います。

先輩に感謝

カフェ三内ハウスは、月に二回の金土のみの営業とのことです。

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