パソコンはFMV DESKPOWER C18SAです。このシリーズはスリムなデスクトップパソコンなのですが、電源に絡む故障がちょくちょくあるようです。
お伺いして確認してみると、電源ボタンを押しても全くランプが点かない状態です。
天板を外して中を見ると・・・マザーボード上の電解コンデンサーに液漏れや破裂はありませんでした。そうすると電源ユニット自体の故障の可能性が大きいです。
その場での修理は困難なので、パソコンをお預かりしました。
まず、電源ユニットを外して調整用の電源ユニットを接続してみました。正常に起動します。やはり電源ユニットの故障です。
電源ユニットの中を調べてみると・・・一次側のヒューズが切れています。今度はヒューズが切れた原因を調べないといけません。
一次側から調べていくと、ブリッジダイオードがショートしていました。基板から外しても同様だったので、ブリッジダイオードの故障に間違いないです。
ではこれをどのように修理するかが問題です。
一番簡単なのは、電源ユニットを交換することです。使われているのはACBEL API1PC39という電源ユニットなのですが、もう生産されていなくて入手は困難です。
オークションで探したらC18SAのジャンク品(電源は入る)が安く出品されていました。落札できたら、この電源ユニットを使うというのも一つの手です。
とりあえず入札しました。落札できるかどうかは、2日後にわかります。
もし落札できなかった場合は、ブリッジダイオードを入手して交換することになります。使用しているブリッジダイオードはKBU605Gというものなのですが、これも入手困難みたいです。代替品を探さないといけないかもしれません。
結果については、またこのブログで報告します。
これにしても今回の電源ユニットは電源容量が198Wという小さいものでした。デスクトップのパソコンとしては容量が小さすぎます。電源ユニットをコンパクトにして本体のスリム化を実現したのだと思いますが・・・もう少しなんとかならないのでしょうか。
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