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RAWフォーマットになってしまった外付けHDD

外付けのハードディスクが突然、読めなくなってしまった。・・・と電話がありました。
いつものように・・・どらともは、データ復旧専門会社ではないので、必ずデータの取り出しができる保証はないことをご説明させていただき、了解いただいたうえ、事務所へハードディスクを持ってきてくださいました。

USB接続の2TBの外付けハードディスクです。検証用パソコンにつないでみると・・・ドライブは認識するのもの、総容量や空き容量などの情報が全く表示されません。調べてみると・・・RAWフォーマットになっていました。

通常Windowsの場合、NTFSやFAT32の形式のフォーマットが一般的です。RAWフォーマットになってしまうと、アクセスすることができなくなってしまいます。

今回のように、突然RAWフォーマットになってしまいアクセスができなくなった場合は、HDDの管理情報が壊れてしまっていて、中のデータは大丈夫なことが多いです。もちろん、アクセスでいきなくなってしまい、焦っていろいろディスクに書き込んでしまうと、元々のデータに上書きされてしまうこともありますので、取り出せるデータが少なくなってしまいます。

ネットなどで検索すると・・・このようになった場合に、パーティション情報を操作(修復)する方法が紹介されていることがありますが、不適切な操作を行うと、さらに状態を悪化させてしまうことがあります。
まず、ディスク自体には操作(書き込み)を行わずに作業します。

ちょっと前のブログでも紹介しましたが、「EaseUS Data Recovery Wizard」を使用します。
(EaseUS Data Recovery Wizardの詳細は、こちらを参照ください)

クイックスキャンでは、8個のファイルしか読めませんでしたが、ディープスキャンでは、324233個(2.2TB)のデータをスキャンしました。



ディープスキャンは、12時間程度かかりました。もともと2TBのディスクなのに、なぜ2.2TBのスキャンデータなのかというと・・・削除したファイルや、フォルダーなどもある程度復元してるからだと思います。

スキャン結果の中で「既存のパーティション」、約1.5TBを復元を行いました。
とりあえず、どらとものディスクに復元を行いました。データ量が1.5TBと膨大でしたので、復元完了まで6日間かかりました。

復元を行っている間に、お客様と相談し、新しい外付けハードディスクを用意していただき、そちらへデータをコピーすることになりました。
今回故障したハードディスクを再フォーマットして、データを戻してもよいのですが、RAWフォーマットになってしまった原因がわからず、不安なので新しいディスクを使うことになりました。

どらとものディスクに復元できたので、今度はお客様の用意いただいた新しいハードディスクにコピーしました。これも、10時間程度かかりました。データ量が多いと、スキャンや復元、コピーなどに時間がかかりますね。

お客様には、写真や動画などのファイルを確認していただきました。
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