パソコン便利屋どらともサポートブログ

Satellite EX/56 Windows7→Windows10アップグレード（ちょっと遠回りしました）

2021年01月29日

以前Windows10へのアップグレードを行ったお客様の紹介で、ノートパソコンのWindows7→Windows10へのアップグレードのご依頼がありました。

いつものように、Windows7→Windows10へのアップグレードは、できない機種もあること。できてもメーカーとしてはWindows10での動作は保証していないので、不具合が生じるアプリがあるかもしれないこと。アップグレードできない場合は、元のお預かりした状態（Windows7）でご返却することなどをご説明して了解いただいた上で、パソコンをお預かりしました。
紹介いただいたお客様の時は、HDD→SSDへの換装も行いましたが、とても速くなったと言っていたので、Windows10へアップグレードできたらSSDへの換装もお願いしたいとのことでした。

パソコンはSatellite EX/56 でOSはWindows7 SP1 32ビット版、i5 M450 2.4GHz、メモリー4GB、HDD 500GBといったスペックです。
2010年発売のWindows7の初期モデルなので、Windows10へアップグレードできるか微妙なところです。ただ今までの経験だとTOSHIBAのノートパソコンは、初期のWindows7でもWindows10にアップグレードできているように感じます。

まず、Windows10にできるかどうかの確認です。
手持ちの500GB HDDにクローンを作成して、交換しました。元のHDDはそのままなので、最悪アップグレードができなかった場合、元のHDDに戻すだけでお預かりした状態に戻すことができます。
とりあえずクローンディスクに交換してWindows7の状態で、起動・動作しましたので、Windows Updateとメーカーのアップデートを実行して最新と思われる状態にしました。
20H2バージョンのUSBメディアを取り付けて、アップグレードを行いました。この後は時間がかかるので、暫く放っておきました。
そろそろ完了したかな･･･と思い確認してみると？？？アップグレードに失敗したようで、元のWindows7に戻っています。

う～ん、いろいろ考えましたが･･･Windows7からのアップグレードで20H2バージョンにするのは今回が初めてでした。
念のため、今までよく使用した1909バージョンのUSBメディアを使用してアップグレードを試みました。･･･すると今度は問題なくWindows10へのアップグレードが完了しました。Windows Updateを何回か行っていると、20H2へのダウンロード、インストールの案内が表示されました。
20H2へアップして大丈夫かちょっと悩みましたが･･･ダメなら1909版で使えることは確認できたので、アップデートしてみました。
結果的には、問題なく20H2バージョンへアップデートできました。いろいろ確認しましたが、大丈夫そうです。

Windows10へのアップグレードができましたので、再度HDDを取り外して、同容量500GBのSSD（半導体ディスク）へクローンを作成しました。

いつものように、SSDはCrucial のMX500を使用しました。こちらは7mm→9.5mmのスペーサーが付属しているのもうれしいです。
ちょっと前のパソコンのHDDはたいてい9.5mm厚なので、このスペーサを使うことが多いので助かります。

SSDへ換装して、起動してみると･･･やはり速いです。Windowsの起動やアプリの起動が格段に速くなりました。
メモリが4GBで少し不足なのですが、32ビット版なので、最大4GBの制限があり仕方ありませんね。
HDDの時は、タスクマネージャで確認すると、ディスクの使用率がずっと100%の状態が続いていましたが、SSDに換装してディスクの使用率がすぐに落ち着くようになりました。

Windows7→20H2版はダメで、Windows7→1909版→20H2版がOKの理由がちょっと良く分らないのですが、Windows7からWindows10へのアップグレードのご依頼が最近はほとんど無くなってきているので、分らないままになってしまうかもしれません。