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FMV-T90G画面映らず!電源ユニット・液晶どちらの故障か見分け方

先日FMV-T90Gの画面が映らないということで、修理のご依頼がありました。

この機種の場合、パソコンやテレビの音はするが、画面が映らないという現象が発生した際には、電源ユニットの故障(電解コンデンサーの液漏れ)と液晶パネル関連の故障の2通りが考えられます。
もし、液晶パネル関連の故障の場合、電源ユニットを送付くださっても、異常なしということになってしまいます。

今回のお客様にもお尋ねしたのですが・・・電源を入れて電源ユニットのFANが回転しているか確認してもらいました。実は、電源ユニットのFANは12Vなのですが、液晶パネル回路の12Vからとっています。つまりFANが回転していなければ、液晶パネル用の12Vが供給されていないので、画面が映らないことになります。
逆に電源ユニットのFANが回転している場合は、液晶パネルに12V供給されていますので、液晶パネル関連の故障となります。

今回のお客様の場合は、電源ユニットのFANが回転していないとのことでしたので、電源ユニットの故障で確定です。

ただこの機種は、分解・電源ユニットの取り外しが結構面倒で・・・近郊のお客様でしたので、事務所まで本体ごと持ってきてくださいました。
一旦お預かりして、電源ユニット内部を確認してみると



やはり液晶パネル用12V回路の電解コンデンサー3300μF/16Vが液漏れを起こしていました。

10個の電解コンデンサーを交換して、元に戻して問題なく画面が映ることを確認しました。

ご返却は、ご自宅までパソコン本体をお持ちして動作についてご確認いただきました。

XPのサポートは来年4月で終了してしまいますが・・・大画面の液晶なのでビデオを観るのにはいいでしょうね。
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