今回･･･初めてのお客様から、「インターネットの接続作業は対応できますか？」と電話がありました。
もちろん、ネット接続作業は対応しますが･･･もう少し詳細をお聴きしました。
11年前にパソコンでインターネット接続して使用していたが、1年ほど使ってその後、ずっと使用していなかった。
プロバイダーの料金はずっと支払っていたので、10年振りにパソコンをインターネットにつなごうとしたが、サイトが表示されなかった。
プロバイダーに連絡してモデムを新しく送ってもらったが、ネット閲覧ができない。
パソコンが悪いのか、モデムがネットにつながっていないのかわからない･･･ので調べて接続して欲しい、ということでした。
ここで気になったのは･･･11年前ということです。パソコンのOSは何ですか？と尋ねると･･･Vistaですとの回答。
う～ん、Vistaのサポートは2017年4月に終了していますし、IE（InternetExplorer)もIE9までしか対応していないので、表示できないサイトもあります。
とりあえずお伺いしました。
パソコンは、Vistaの後期機種のノートでした。ネット回線はADSLでした。ADSLのサービスもあと数年で終了してしまいます。プロバイダーに問い合わせた際にも、そのことを言われたそうです。
まずは、送られてきたモデム（ルーター付）がネットにつながっているのかの確認ですが･･･どらとものノートパソコンとモデムをLANケーブルで接続してみました。･･･問題なくネット閲覧ができました。モデム側は問題ないようです。
では今度はお客様のパソコンとモデムをLANケーブルで接続して確認します。
IEは、当然ダメなのですが･･･GoogleChromeでも全くつながりません。Chromeの古いバージョンであれば、サポートの終わったVistaでもネット接続ができたと思ったのですが･･･
改めてパソコンを確認してみると･･･セキュリティソフトのウィルスバスターが入っていました。バージョンを確認すると2009となっています。
2009ということは、11年前にパソコンに入っていたバージョンのままのようです。有料ソフトなのですが、当然更新期限も切れてしまっています。
最初にウィルスバスター2009をアンインストールしました。
再起動するとセキュリティの警告が表示されましたが、Chromeでは、Googleの検索サイトが開き、そこから検索ページへ行くことができるようになりました。
中にはセキュリティ的に、表示するかどうするか確認メッセージが表示されるサイトもあります。
お客様には、とりあえずインターネット閲覧はできるようになったが、VistaのOSでネット利用し続けるのは、セキュリティ的にリスクが大きいことをご説明し、今後もネット利用を続けるのでしたら、新しいOS（Windows8.1、Windows10）のパソコンへの乗り換えをお勧めしました。
すると･･･今年自治会の役員になり、いろいろネットで調べることがでてきた。使うとしてもこの一年間限定で、必要があるときだけ。･･･とのことでした。
それであれば･･･ネットを使うときだけ、LANケーブルをさして使用し、怪しいサイトへは行かない、など充分注意して使用してもらうことになりました。
現状、マイクロソフトのサポートしているOSは、Windows8.1とWindows10ですが･･･実際、オフラインで使用されている古いOSのパソコンもあるのも事実です。オフラインで使用していても、USBメモリーや外付けHDD、DVD・CDなどからデータをやり取りするような場合は注意が必要です。
