ディスクトップの共有したいフォルダーを指定して、共有設定を行い、あとはノートPCから見えるように設定しました。
作業後、ノートPCからもディスクトップPC内のフォルダーにアクセスでき、読み書きができることを確認してもらいました。
確認後・・・これでディスクトップPCとノートPCの両方からアクセスできるので、データは大丈夫ですね、とお客様。
一瞬何のことを意味しているのかわかりませんでしたが・・・どうも、どちらかのパソコンが壊れても、データは大丈夫と思っており、勘違いしているようでした。
フォルダーの共有は、共有元のフォルダーを、共有先のパソコン(今回はノートPC)で、自由に読み書きできるので、ノートPC内のフォルダーを扱っているように感じてしまうかもしれませんが、あくまでも、フォルダーの場所は共有元(今回はディスクトップPC)の中です。
そのため、共有元のパソコンが何らかの原因で故障してしまうと、当然共有先パソコンからもアクセスできなくなりますし、共有したフォルダー自体も読めない場合もあります。
つまり・・・フォルダー共有を行い、複数のパソコンから共有元のパソコンのフォルダーにアクセスできても、フォルダー自体は、共有元のパソコン一ケ所にしかないので、そのパソコンが壊れてしまったら、他の共有先のパソコンは、共有フォルダーにアクセスできなくなります。これではデータの安全性は低いままです。
もしフォルダー共有で、データの安全性を高めようとするのであれば・・・共有フォルダーを、共有元以外のパソコンや、別のディスク(例:外付けHDDなど)にバックアップ(保存)することです。手動で行ってもよいですし、バックアップソフトを利用するのも手です。
そのような場合、バックアップソフトとして「BunBackup」をどらともはお勧めしています。サイトはこちら
データー量が少ないのでしたら、共有元パソコンにUSBメモリーをさして、バックアップするでもいいと思います。
データーの安全性については、基本2ケ所以上保存することです。2ケ所と言っても、同じパソコン内や装置内ではダメです。
極端なことをいうと、NAS(ネットワークHDD)などで、RAID1やRAID5など複数のディスク構成で、1台のディスクが壊れても、データは保持でき運用できるので、バックアップは不要のような気がしますが・・・電源部が壊れたり、マザー基盤が壊れたりしたらこの部分は冗長化されていませんので、NAS内のデータにアクセスできなくなってしまいます。RAID構成は、ディスクについては信頼性があがりますが、他部の故障については、効果がありません。
RAID構成のNASなどの記憶装置でも、USB接続のディスクをつないで、定時バックアップを行ったり、もう一台同じ記憶装置を用意しておいて、Aの装置を通常使用して、A→Bのバックアップを自動、定時で行うなどの運用が必要です。
心配しだしたらキリがないのですが・・・USBメモリーやSDカードなどに、定期的に大事なデータはバックアップ(保存)するだけでも、安心感が全然違います。
パソコンやその周辺機器も、いつかは故障します。突然故障しても、慌てないように大事なデータは、バックアップしておいてくださいね。
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