Windows7のデスクトップパソコンで、起動すると変な画面が表示されるとのことでした。
実際に起動して立ち上げてみると・・・
「Advanced System Protector」「My PC BackUP」が立ち上がってきました。
これらは、このブログでも時々記載していますが、いわゆる詐欺ソフトと呼ばれるもので、システムの異常(ウィルスやバックアップ未実施)などの警告を出して、ソフトを買わせようとするものです。その警告がでたらめ(問題ないのに異常があるように表示)なので、どらともは詐欺ソフトと呼んでいます。
さらに日本語変換が「Baidu IME」になっていました。Baidu IME自体を使うことは問題ないのですが、過去にニュースで報じられたように、文字入力情報を収集していたということもあり、あまりお勧めしません。(現在は、初期設定では文字入力情報の取集機能はOFFになっているようです)
そして、Baidu IMEが入っているパソコンは、たいていインターネットのホームページ(トップページ)がHao123になっています。Hao123は、Baiduが提供するポータルサイトです。
これらの対処を行いました。
お客様は、なんでこのようなソフトが入ったのかわからないとおっしゃっていましたが・・・たいていは、フリーソフトをインストールする際に、これらの詐欺ソフトなども、オプションとして初期設定でインストールする設定になっており、その設定を無効にする(チェックを外す)ことをせずにそのまま「OK」を押した場合に、一緒にインストールされてしまいます。
また最近多いのは、ホームページを見ていると・・・広告のスペースに「パソコンが危険な状態です」などの広告を表示して、ビックリしてしまいその広告をクリックして、詐欺ソフトをインストールしてしまうパターンもあります。
ネットからフリー(無料)ソフトをダウンロード・インストールする場合は、たいていの場合は、詐欺ソフトも一緒にインストールさせるような設定になっていますので、インストールする際は、途中で表示されるメッセージをきちんと読んで、不要なソフトなどはインストールしないように、設定を変更して次へ進むようにしてください。
よくインストールの際の説明文が、何が書いてあるかよくわからない・・・とおっしゃるかたは、ネットからフリーソフトをインストールするのは避けた方が無難です。
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