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UPSがバッテリー運転に切り替わったわけ

どらともサポートでは、レンタルサーバー業務も行っており、サーバーなどの関連機器の電源はUPS(無停電電源装置)から給電しています。
UPSは、不意の停電などの際に、バッテリーから電源を供給します。UPSのバッテリー容量にもよりますが・・・だいたい30分程度の停電には対応できます。

先日の夜に突然2台あるUPSのアラームが鳴り始めました。 うん?停電かと思いましたが、まわりの機器は普通に動作しています。
UPSの状態を調べてみると・・・「低電圧状態」のため、バッテリー運転に切り替わっています。
商用電源の電圧は88Vになっていました。90V以下になるとアラームがなり、バッテリー運転に切り替わる設定になっていたためでした。

こちらではどうすることもできないので・・・暫く電圧をモニターしていたら88V~91Vの間でした。日本では商用電源は、100Vで安定していると思いがちですが・・結構変動しているのですね。

6分程度低電圧状態が続きましたが、その後93~96Vとなり商用電源からの給電に切り替わりました。

ちなみにこの記事を書いている時点(お昼)では、97~99Vとなっています。

ちょっと商用電源電圧の規格について調べてみました。(間違っていたらごめんなさい)
100Vの呼称電圧の場合、標準電圧は101±6つまり95~107Vと既定されているそうです。この標準電圧は・・・屋内配線の境目(電気メーター?)のところの既定ですので、そこから屋内へ引き込む屋内配線による電圧降下は含まれていません。
屋内配線による電圧降下の既定は明確なものがないようですが、一般的には標準電圧の4%(4V)以内とされているそうです。
そうすると・・・コンセントでの電圧は91~107Vとなります。結構幅がありますね。

何気なく電気機器をつないでいるコンセント・・・常時100Vでないって・・・なんか不思議な感じですね。
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