Windowsをシャットダウン操作で落とすと・・・通常は電源ランプが消えて電源が落ちるのですが、ランプは一瞬消えるもののまた点灯して、Windowsが起動してきます。
そして電源ボタンの長押しによる強制終了でも、また電源が入り起動してきます。こうなると電源コードを抜くしかありません。
まず、ソフト的な障害により再起動してしまうのか、ハード的な障害によるものかの切り分けが必要です。
そこでBIOS表示画面で、電源ボタンを押してみました。通常は電源が落ちるはずです・・・が、やはりまた電源が入り起動してきました。BIOS表示でこのような現象が起きる場合は、Windows(ソフト)は関係なく、ハード的に何か障害があることが考えられます。
電源関連でまず一番怪しいのは・・・電源ユニットです。さっそく取り外して内部を確認してみましたが、目視チェックでは問題ありませんし、検証用パソコンに取り付けてみましたが正常に電源の入り切りができます。
そうすると、マザーボード上の電源回路が怪しいのかなと思いましたが、目視で見る限り異常は確認できませんでした。
しかし・・・グラフィックカードの下にある電解コンデンサーの頭部が膨張しているよう見えました。
グラフィックカードのファンの影になってわかりにくいのですが、カードを外してみると・・・
明らかに頭部が膨張しています。マザーボードを取り外して、電解コンデンサーを交換しました。
取り外した電解コンデンサーのチェックをしてみると・・・
容量、ESRとも異常値となっています。
電解コンデンサーの交換後は、きちんとシャットダウンすることができるようになりました。それと交換前は、時々画面に細かいスジが見えたのですが・・・それもなくなりました。
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