HPのs3420jpに使われているAcBel PC6034という電源ユニットでした。
このユニットは取り扱ったことがないのですが・・・お客様のほうで、電源内部の電解コンデンサーの液漏れ・頭部膨張を確認済とのことでしたので、送付いただきました。
パソコンの症状としては、電源がなかなか入らないということでしたので、電源ユニットの可能性が高いです。
電源ユニットPC6034が届きました。
あれっ?外観をみてビックリ!ATX24ピンのコネクターが標準品より小さいです。
ピンアサインは同じみたいですが・・・これでは検証用パソコンにつなげられません。もっとも同じコネクタを用意して変換ケーブルを作成すれば可能ですが・・・
さらに、12V4ピンのコネクタもありません。 う~ん、Pentium4以前のマザーでは、12V4ピンは必要なかったのですが・・・
24ピンの12Vをマザーボード側で分岐して使っているのでしょうね。
いずれにしろ、検証用パソコンにつながりませんので、電源ユニット単体でチェックしました。
すると・・・12V出力が10~11Vと電圧が低く安定していません。負荷をかけない状態で低電圧なので、この辺が問題でしょうか。
では電源ユニット内部を確認します。
7個の電解コンデンサーが頭部膨張していました。
さらにそのうちの3個は、下部が破裂して電解液が漏れていました。
部品下部から電解液が漏れると、基板のパターンを浸食することがありますが、今回は片面基板でしたので裏面のパターンの損傷はなく、部品面の清掃で済みました。
合計8個の電解コンデンサーを日本メーカー製の低ESR長寿命品に交換しました。
検証用パソコンに接続できないので、電源ユニット単体での確認になるのですが、12V出力も12.3V出ており安定しています。
あとは、お客様のほうで、実機に取り付けていただき、動作確認となります。
p.s.お客様のほうで電源ユニットを取り付け、「問題なく電源が入るようになりました」とご連絡をいただきました。
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昨日壊れた
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