パソコンは、液晶一体型のVN770/Cです。背面のラベルの詳細型番を見てメーカーサイトで確認してみると、Windows10アップグレード対象機種ではないようです。
元のWindows7へ戻す方向で進めることになりました。
とりあえず電源を入れてみました。すると画面が真っ黒のままで、マウスのカーソルだけが表示されています。カーソルは動きますし、ディスクアクセスランプも点滅しています。
暫く放っておくと、ディスクアクセスランプも落ち着いてきました。しかし相変わらずマウスカーソルだけが表示されていて真っ黒です。
「Ctrl」と「Alt」と「Del」キーを同時に押してみました・・・すると「タスクマネージャの起動」などのメニューが表示されました。
この画面右下に「再起動」を選べるようになっていたので、「Shift」ボタンを押しながら再起動を行いました。
すると「詳細メーニュー」が表示されるので「セーフモード」で起動しました。
ここまでは、正常に画面表示されています。これで「通常モード」で起動すると・・・無事にWindows10が起動してきました。しかしデバイスマネージャを確認すると、やはり動作していないものがあります。
「回復」メニューから「Windows7へ戻す」を選択して実行しました。
数十分後には、Windows7に戻りました。元の状態がわからないのですが、一般動作は問題ありませんでした。
Windows10への無償アップグレードは、とても魅力的かもしれませんが・・・お使いのパソコンがWindows10のアップグレード対象機種かどうかを、メーカーサイトでしっかり調べて確認してください。もちろんパソコンだけでなく、プリンターなどの周辺機器も対応しているか、対応している場合でもドライバーを自分でアップデートできるかなどを確認してから行ってください。
Windows10にアップグレードしても調子が悪い、使いにくいということで、元のWindows8.1やWindows7に戻して欲しいというご依頼も多くあります。
Windows10へのアップグレードは、パソコンを使っていると頻繁に更新を勧めるポップアップ画面が表示されますが、Windows10にする必要性を感じなければ、そのままのOSで使い続ける方が安心です。
これから新しいパソコンを購入する際に、最初からOSがWindows10の場合は、問題ないのですが・・・今使っているパソコンのOSをアップグレード（Windows7→Windows10・Windows8.1→Windows10）する場合は、それなりのリスクがあることを認識して行ってください。
