基本的にFX取引ソフトは、汎用ソフトではありませんので、ソフトの使い方や設定などについては、どらともでは一切分かりかねることをご了解の上お伺いしました。
お伺いして、パソコンの外観を見て嫌な予感がしました。とても古そうなデスクトップパソコンで、Vistaのシールが貼ってあります。
OSはWindows10の32bitでした。近くの中古パソコンを扱っているパソコン店で、程度が良さそうなのを購入したそうです。
スペックを確認してみると・・・Celeron430、メモリ2GB、HDD80GBと、10年前のVistaのスペックです。
パソコンを起動してみると、デスクトップ画面が表示されるまで時間がかかります。
さらにFX取引ソフトを起動すると・・・沢山のウィンドウが表示されるのですが、全て表示されるまで3分以上かかります。
開いても実際に操作すると、反応がとても遅いそうです。
ハードディスクの状態を確認しましたが、特にセクターエラーは発生しておらず正常でした。
メールやインターネット閲覧も、動作が遅いです。
これは故障ではなくて、10年前のスペックのパソコンに無理やりWindows10を入れたため、このような状態になったと思われます。CPUもメモリもWindows10としては、厳しいです。
さらにFX取引ソフトは、ウィンドウを沢山開いて、リアルタイム表示を行うので、パソコンのスペックもそれなりでないといけません。
お客様は、なんとかこのパソコンを速くすることはできませんか?と尋ねられましたが・・・CPUを交換しても10年前のCPUなので、多少スペックアップできるくらい、さらにメモリーは2GBが上限なので・・・無理ですとお応えしました。
確かに10年前の中古パソコンであれば、安く購入できるかもしれません。しかしWindows10で、そこそこ快適に使用したい、さらにFX取引ソフトを動かしたい、と言うのであれば、CPUはCore i3~i7、メモリーは4GB以上、ディスクは・・・FX取引がメインであればそれほど容量は不要なので、SSDというスペックで探すべきだと思います。あとは、OfficeがMicrosoft製が必要かどうかも値段に関係してきます。
お客様は、新品パソコンは高いので、中古でスペックを満たすのを探してきますとおっしゃいましたが、お店で売られている中古パソコンの表示されているスペックを見て、自分が使いたい用途に適しているか判断できないと、今回のようにまた買い替えることになってしまいます。
最近の「パソコンサポート」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事