ただ、今回は少し珍しい?機種をアップグレードしましたのでメモの意味で残しておきます。
以前パソコン教室でお伺いしたことのあるお客様から・・・Windows7→Windows10へのアップグレードのご依頼がありました。すでにお使いのパソコンはWindows10になっているはずなのに?と思い、聞いてみると・・・もう一台ノートパソコンがあったそうです。
事務所へパソコンを持って来てもらいました。なんと・・・ネットブックのEeePC 1011PXです。
ネットブックは、Windows7の出始めごろに、大変流行りました。価格を抑えて、とてもコンパクトで持ち運びに便利です。
しかし・・・その後、タブレット端末の流行、スペックの良いモバイルノートパソコンの小型軽量化などにより、最近はほとんど見かけなくなりました。
とりあえず起動してみました・・・うん?OSは「Windows7 Starter」です。すっかり忘れていましたが、そういえば、スペックのあまり高くないネットブック用に、Windows7に制限を設けたWindows7 StraterというOSがありました。
Windows7 Starterについて調べると・・・Windows10へのアップグレード対象OSになっていました。
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Eee PC 1011PXのスペックは、CPUがAtom N445@1.66GHz、 メモリ1GB、ディスク250B(HDD)という構成でした。
メモリ1GBはWindows10で動作させるのには厳しいです。2GBまで増設可能でしたので、2GBにして作業を進めました。
ディスクについては・・・一般のネットブックは、HDDでなくていわゆるSSD、それも32GB、64GBの小容量のものが使われていて、Windows10へのアップグレードも空き容量が少なくて行うことができないという事例が結構ありました。
この1011PXは、250GBのHDDが使われており、C,Dドライブが100GBずつに割り振られており、空き容量も十分にありましたので、問題なさそうです。
ただし、Windows10に必ずアップグレードできるという保証はないことは、お客様に事前に了解いただきました。
ネットでEeePCのWindows10化について調べてみると・・・いくつかの機種では、できたという記事をみつけましたが、どれも昔のもので、最近の記事は見当たりませんでした。
まず、メモリーを2GBに交換しました。分解も大変そうだったので、バックアップソフトを使用してクローンを作成しました。
使用されているHDDは、非AFT(512セクター)の250GBでした。ディスク自体は「正常」状態でした。
事前準備も完了して、Windows10 1909版へアップグレードを行いました。
予想した通り進捗が大変遅くて・・・結局一晩放置?しました。
翌朝確認してみると・・・無事にWindows10になっていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/42/3953a097d4bd811756db4b60a49002d7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/cd/44f0ee96fe3e1d4d79fcac07471c5814.jpg)
動作は・・・はやりスペックの関係からもっさり感がありますが、なんとかWindows10でも使えそうな感じです。
SSD化も一案ですが・・・お客様もHDDで十分とのことでしたので、ご返却です。
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