私は「流浪の教会」を読んでいる。
福島第一聖書バプテスト教会員五、六十人余りが3・11以来旅をするように次々と多くの教会、人達に助けられ、一人住まいの高齢者、クリスチャンの妻に引かれて家族、知り合いなどが共に逃げたのです。
一人の信徒が「アア、皆さんと逃げよう」と思い牧師に連絡し(牧師はその時千葉に・・)不思議なほどに車(軽油の)で教会員を集め、逃げたといいます。そのあと2011年3・14に会津の教会で受け入れてもらい・・3・31から2012年 3・26まで奥多摩のキャンプ場で数十人が共に避難をしていたといいます。一つ一つ読むとビックリするばかりです。
その間のことを牧師は記録し、本になって多くの人の知ることとなりました。又、ネット(F・B)でも発信されましたから世界でも知られるようになり多くの人の援助が届いたという事です。
又、離れて避難している信徒には教会のホームページで、ビデオで礼拝を届けたのだそうです。
この教会は今のネットをうまく使っていました。
携帯で、PCでと信徒をつないでいたのです。
今読み進むと驚きと神の愛としか言えない不思議続きだったことが分かります。注:ホームページで先生の話が聞けます。
百年前に2,700人の村にできた教会、そのあとに福島原発ができたといいます。
震災前の3・6の礼拝でなされたメッセージの中で「もし東北地方に、今回ニュージーランドで起こったような大地震が起こったとしたら、1.2ねんでは回復が難しいのではないか」と語っていたといいます。
又、震災直後に「順風よし、逆境もまたよし」という本が出版されました。震災が起きるとは思わないで用意していたのです。サブタイトルが「想定外こそ想定内」
先生は「いずれにしても今にして思えば、巨大地震直後に出版される本のタイトル選定から、何かにいざなわれていたと説明しても、おかしくない痕跡に、出会います。」と書いておられます。
又、牧師夫人は二十年も前から教会員みんなでバスのにのって旅を続けるという不思議な夢を何度も見ていたといいます。
神はどんな時も守り導いて下さると信じてきましたが、こんな素晴らしい体験をした多くの人たちの話を聞き、本当に感動いたしました。
現代の出エジプト記ですね・・・