フェースブックで「流浪の教会の」テレビ(2012.4)番組を見ました。実際に信徒の方々の様子を見て「感謝している」ことがよく分りました。
避難生活報告 その55
動じる人、動じない人
旅ガラスのような浮遊の生活に、いつまでたっても慣れることはないにしても、さすがに御年配の方々は動じる様子もなく、年季が入ってつくづく違うものだと感心しています。旅を繰り返しながら道々楽しみ、まるで震災を手玉に取るかのように、最大限享受しているようにも見えます。少々のことでは揺るがず、伊達にこれまでの人生で幾多の荒波を乗り切っては来たのではないとばかりに、たくましくもあり、ちょっとやそっとでは真似できそうにない境地に見えて、脱帽です。
もしかして、彼らは教会の宝でしょうか。
それにしても、全国に散りじりになってしまった教会員を思うとき、心の中を言いようもない悲しみが覆います。内なる涙は乾く間もなく、どうやらそのままぬかるみとなって、足場を危うくしています。幾種類もの悲しみが波状となって心に押し寄せ、震災がいかに一筋縄でいかない手ごわいものかを、思い知らされています。
震災がこれほどに尾を引く厄介なものであったとは。いい加減勘弁し解放して欲しいと願うのは、私ひとりでしょうか。
(4月14日土曜日大阪行き、新幹線で)
福島第一聖書バプテスト教会の記事引用させてもらいました。
これからも購読しようと思います。