遠距離介護日記 人生で今日が一番若い日 母も私も

60代、一人暮らしです。
母の遠距離介護。働きながら続けています。

91歳をも魅了するYouTube

2022年12月19日 | 介護 母の暮らし

デイサービスから帰った母。

どうも、機嫌が良くないのです。

 

聞いてみると、

いつもある機能訓練がなかったとか。

「ゲームばかりで、面白くなかった」

と。

 

「リハビリの為に、行っているのに

 歌を歌ってもしょうがない」

 

と、91歳にして、前向きな発言。

 

でも、うーん。

困った。

 

そこで、家でリハビリをする方法はないかと

考えました。

 

私にリハビリの知識があるわけでもなく

今から勉強するには、ちょっと…

 

そこで、困った時のグーグル先生。

「高齢者」「運動」「座って」

と、検索したところ

沢山、出て来ました。

さらに、YouTubeに高齢者の為の

運動の動画が沢山アップされていました。

 

その中の、動画を母に見せたところ、

動画に合わせて、運動を始めました。

 

気に入った様です。

 

 

10分くらいの動画です。

母が動画を見て、運動している間に

私は、隣の部屋で一休みして

知り合いに電話。

 

気がついてみたら、最初に見ていた動画が終わり

別の動画が出ていました。

 

同じような高齢者むけ運動の動画です。

それに合わせて、体を動かしています。

 

このままにしたら、ずっとYouTubeを見て

運動を続けるかもしれません。

 

長く続けると、返って疲れが出るといけませんので

キリがいいところで、ストップしました。

 

それに、元々目が悪いのに

動画を見て余計に悪くなってはいけません。

 

子供がYouTubeを見続けて、

目が悪くなると、言われています。

 

でも、高齢者も同じです。

 

YouTubeは、高齢者をも魅了する魔法の箱でした。

 


91歳の手習

2022年12月17日 | 介護 母の暮らし

一人暮らしの母と、

冬の間だけ一緒に住むことになって

一番恐れている事は、認知症が進む事です。

 

そして、母の生活の楽しみがなくなることです。

 

今までは、ご近所さんとのお付き合いや

家の周りのお散歩を楽しんでいました。

 

ここでは、それが全くありません。

 

そこで、字を書くことが好き母にお習字をすすめてみました。

 

実は、私の本棚に、亡くなった父が使っていた

お習字の本を母が見つけたのです。

 

母も、字を書くことが好きだったので、

勧めてみました。

 

墨をするのは、無理なので筆ペンで練習です。

結構、楽しんで書いていました。

 

簡単な文字から練習してみようと

勧めて書いたのがこれです。

結構、上手にかけていました。

 

今日の日にちや、曜日が分からない。

今朝、何を食べたかも忘れている。

食事を作る事も一人でできない。

 

でも、文字は書けるのです。

 

不思議ですね。

 

私としては、お習字が書けるより、

食事を一人で作れる方が、嬉しいのですけど…

 

でも、

一人で食事ができて

一人でおトイレに行ける

これだけで十分!

と、

自分に言い聞かせている

今日このごろです。

 


求む。やさしい家電

2022年12月16日 | 介護 母の暮らし

母との同居で、準備したものはたくさんあります。

電子レンジも、その中のひとつです。

 

我が家にも、電子レンジはあります。

でも、それはかなり大きくて、ドアが重い。

その上、台所の少し高い棚に置いているので、

小柄な母には手が届きません。

 

そこで、母に小さなレンジを買おうと思い

色々お店を探してみました。

 

中古でいいと思ったのですが、

中古でも結構お高いのです。

 

結局、近くの大型家電店で、

新しいモノを7000円で買いました。

 

購入のポイントは、

値段

ドアが軽い

操作が簡単

 

 

これが、今回買ったレンジです。

赤いテープは、私が貼りました。

 

実際に、母が使い初めてから気づいたのですが

時間設定のメモリが、小さくて

目の悪い母は、操作ができないのです。

 

色々考え、赤いテープを貼りました。

時間設定。

ドアの取手。

 

時間の設定は、3分。

これが、大正解。

母が一人で、電子レンジが使える様になりました。

 

これで、やさしい家電になりました。

 

やさしい家電、増えるといいのですが。


マンションでの介護生活が始まりました

2022年12月15日 | 介護 母の暮らし

遠距離介護から、同居介護に変わって

十日経ちました。

 

母は、91歳です。

今までの、田舎の一軒家での一人暮らしから

街中のマンション暮らし。

環境が、全く変わりました。

 

私の家の中も、モノが沢山増えました。

介護ベット、手すり、手押し車、椅子。

色々揃えました。

 

有難い事に、介護保険があるので、

可能な限り、保険をつかわせて頂きます。

 

手押し車は、家の中用と外用。

2種類揃えました。

 

これは、部屋の中用の手押し車です。

他にも、

玄関に外用の手押し車があります。

 

椅子は玄関用のを含めて、

四つ増えました。

残念なことに

椅子は介護保険の利用ができません。

 

私は、昔からモノを多く持つ方ではありませんでしたので

今までは、

広くゆとりのある部屋でした。

 

それが、母と暮らし始めて、

このマンションは、母の物で一杯になりました。

 

人が増えると、モノが増える。

当たり前の事ですね。

 

でも91歳の母との同居は、

予想以上でした。

 

もうこれ以上、モノが増えない事を

祈るばかりです。

 


介護ベッドがやって来た

2022年12月02日 | 介護 続けるコツ

来週から、同居介護が始まります。

今までの遠距離介護から、

同居介護へ変更です。

 

準備する事が、山積みです。

今日は、介護ベッド、手すり、歩行補助車がやって来ました。

 

母の滞在、

来年の3月までの予定です。

住民票も変更しません。

それでも、ベッドも、手すりも介護保険でお借りできます。

本当に、有難いことです。

 

私が住む町で、ケアマネジャーさんもついて頂き

サポートして下さいます。

 

担当のケアマネジャーさんも、

介護ベッドなどを手配して頂く担当者さんも、

とても良い方で、ホントに助かります。

来年の3月まで、お世話になります。

 

来週から、異次元の世界が始まります。

 

今日設置した介護ベッドです。

母が来るまでの数日間、私が使います。

試しに、横になったのですが、

クッションがすっごく、いいです。

私も、欲しいです。

 

 


母が、ウチにやって来る

2022年12月01日 | 介護 続けるコツ

とうとうこの日がやってきました。

遠距離介護が終わり、同居介護となりました。

母がやってくるのは、来週。

あと数日です。

 

それまで、

一人の生活を楽しもうと思っていたのですが、

部屋の片付け、介護ベッドや手すりの設置。

することは、たくさん、

とても、ゆっくりする時間はありません。

 

母が来るまでに、私のコロナの予防接種をすませ

母は、こちらで5回目の予防接種を受ける予定です。

インフルエンザの予防接種も。

 

他にもする事が、山積みです。

 

田舎の広い家にしか住んだ事がない母です。

これからどうなることやら。

まあ、やってみるしかありません。

 


90歳の母、身長が伸びました

2022年03月17日 | 介護 続けるコツ

母が骨折して、一ヶ月経ちました。

入院して2週間が過ぎました。

 

母の骨折は手術はできず、治療はコルセットで腰をカバーするだけです。

骨折して入院するまで10日かかりました。入院までは自宅にいましたので、骨折後に直ぐ処置ができませんでした。

入院後に、母の身体を測りコルセットを作って寝るときも、つけているそうです。

(今のコロナ禍、入院後は全く会えていないので、実際の様子は分かりません)

 

昨日、いつもお世話になっているケアマネージャーさんと電話で、退院後の事を話しをしていたときの事です

母が、リハリビをしている様子を、リモートで見たそうです。

その時、最初は母と分からなかったというのです。腰が伸びていて、身長が伸びていたので、別の人だと思ったそうです。よーく見ると、母とわかったとか。

母は、かなり腰が曲がっています。それが、コルセットで腰が伸びて、身長が伸びたように見えるそうなのです。

母に、ケアマネさんが、身長が伸びたっておっしゃってたよと言うと、母も気づいていたそうです。リハビリの部屋で、自分が写った鏡を見て別の人だと思ったくらいだと言っていました。嬉しくて、背中を伸ばして鏡に写った自分を見ているそうです。

ケアマネさんが、母の身長が伸びた気がするとと言われていたのを話すと、母は大喜びでした。

「私、モデルになれるかもしれないわ」

とまで…

 

母は90歳です。

人は(母は?)歳は幾つになっても、美しく見せたいという思いがあるようです。見せかけでも、身長が伸びたと母が喜び、リハビリが進むのなら、それに越したことはありません。

リハビリは、見た目から始まるのかもしれません。

 

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コロナ禍、母の入院。本当に本当に大変でした。

2022年03月05日 | 介護 続けるコツ

コロナ禍、コロナに感染した方の治療が大変だとニュースで紹介されています。

コロナの患者さんだけではなくて、一般病棟も大変だそうです。

 

そういう事は、ニュースなどで知っていました。でも、それが我が身に降りかかるとは思ってもみませんでした。

 

先日、母が腰の骨を折って入院しました。

病院で骨折と診断されて、入院までかかった日数が、何と11日です。

11日間は自宅待機です。腰の骨が折れているので、動く事ができません。母を一人にできないので、会社に事情を伝えて長期休暇をとり実家へ帰りました。

 

治療もできず、寝ているだけですが、なんと今後は母は38度を超える高熱が出てしまいました。

この時期に高熱とは、コロナ感染を疑います。母は、人との接触がほとんどありませんでしたが、100%感染していないとは、検査してみないと判断できません。

そこで、コロナ検査をして陰性と分からないと入院できません。

腰が骨折して高熱が出ても、母は痛いと言いません。ベットに横たわっているだけですが、顔を見ると状況が大変なのは、医療素人の私でもわかります。

 

今は、熱がある病人を病院へ連れて行くのは、大変なのです。

まず、発熱がある時は、

①県の相談センターへ電話で相談します。

②そのセンターで事情を説明し、家の近くの病院を紹介していただきます。

③紹介された病院へ連絡して、そこで詳しい事情を相談します。

④病院が指定した時間に病院へ行き、検査を受けます。

 

検査をして頂き、コロナ検査は陰性でした。

その結果を、骨折の入院予定の病院へ連絡し、やっと入院できました。今では、母は順調に回復しています。

 

骨折が分かって、入院まで11日かかりました。その間、本当に本当に大変でした。

コロナ禍で、病院が大変なのはニュースで知っていましたが、これほどとは思ってもみませんでした。

でも、大変な中でお仕事をされている、県の発熱相談の担当者の方、検査して下さった病院の先生、看護師さん、本当にみなさん良くして頂きました。

 

中でも、コロナの検査をして頂いた先生は、本当に良くしていただきました。私が近くに住んでいたら、この先生にかかりたいくらいでした。

 

今回の母の事を経験して、考える事が沢山ありました。

その中で、私がこれから体調が悪くなった時の事を考えて、私が住む街で信頼できる先生をできるだけ早く探そうと思います。

 

母の入院手続きが終わって、ホッとしたせいか、めまいを起こしてしまいました。(今は、もう大丈夫です)

皆様、コロナ禍の今、体調管理には十分気をつけてくださいね。

 

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「死ぬまで歩きたい」

2022年02月18日 | 介護 続けるコツ

「死ぬまで歩きたい」久道勝也著

 

友人が、こんな本を貸してくれました。

 

歩行を維持する事が、人生の幸せを決める。

健康寿命の9割は、歩く力で決まるそうです。

 

誰でも迷惑をかけずに死ぬのは理想です。でも、死ぬ直前まで、元気にしているのは、今の医療現場では非現実的だそうです。

 

「ピンピンころり」は現実逃避。

 

ある意味、妄想に近いそうです。

確かにそうですね。

 

誰もが、死に向かっています。

人生の最後でどういう終わり方をするのかの大切なポイントが、歩くことだそうです。

私たち日本人は、靴の文化が短いので、自分に合った靴を探すのが苦手なようです。確かに、そうかもしれません。

 

足の健康が、老人のQOL(quality of life:生き方の質)を決めるそうです。

 

久道勝也さんは、言います。

「歩行こそが幸福感を支えている」

と。

 

実は、去年の11月まで、会社まで電車を使わず徒歩通勤をしていました。それが、冬になり寒くなって止めているのです。

三月になったら、また開始しなくては、と思いました。

仕事や趣味を続けるためにも、歩くことをもっと大切にしようと思います。

 

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63歳、独学でドメインの勉強から始めました

2022年02月13日 | 思うこと

63歳、独学でドメインの勉強から始めました。

 

実は、新しいブログを一から作りました。
新しい、ブログはこちらです。

「遠距離介護物語」

笑いと楽しさ、そして涙のあとを綴った遠距離介護の物語です。

今まで、このブログを読んで頂いている方は、ご存知だと思いますが、明るく楽しい遠距離介護を目指してきました。もちろん、これからも続けるつもりです。

でも、続けていると楽しい事ばかりではありません。大変な事もあります。泣きたい気持ちになることもあります。

最近、母の体調が悪くなり、一人暮らしができない可能性が出てきました。年齢か言うと予想していたことですが、これからの生活を、考え直さなくてはいけません。

コロナがなければ、私が仕事の休みに帰る事もできるのですが、それも難しい状態で、新しい方法を探さないといけません。

新しいログでは、これからの状況も合わせてお伝えしようと思います。今までと同じように、新しいブログもよろしくお願いします。

実は、新しいブログの為に、独学でドメインの勉強を独学で始めました。

新しいブログは、ドメインを作り、ワードプレスというブログのソフトを使って書いています。

 

ドメイン?

レンタルサーバー?

ワードプレス?

アクセス解析?

アナリティクス?

はあ〜何のこと?

 

難しい言葉と格闘しながら作りました。実は、まだ理解していないものも、たくさんあるのですが。

実は、この新しいブログは、インターネットを参考に独学で作りました。本も買いませんでした。理由は、節約の為です。

本代って結構高いのです。一冊に全部書いてあればいいのですが、そんな便利な本はありません。欲しい内容の本を揃えると、お金が大変です。そこでインターネットで独学。

インターネットなら、無料で情報が手に入ります。それに、丁寧に分かりやすく書いてあるページが多いのです。

 

年を取ると、新しい事にチャレンジできなくなります。ましてやスマホ、パソコン、インターネットのような最近のものは特に敬遠したくなります。

今は普通に使っているスマートフォンやパソコンも、どんどん進化していくのでしょう。それに私の頭が追いつくのは大変です。

若者と同じくらいには使えなくても、普通にネットを使えるようにしておきたいと思い、新しいことにチャレンジしました。

なにしろ63歳、記憶力、理解力、想像力の退化は、かなりのものです。その頭にムチ打ってパソコンと格闘しました。それでも、少しずつ新しいブログで更新を続けていこうと思います。

 

遠距離介護物語」

新しいブログ、これからもどうぞよろしくお願いします。

 


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