遠距離介護日記 人生で今日が一番若い日 母も私も

60代、一人暮らしです。
母の遠距離介護。働きながら続けています。

認知症対策 ショッピングでリハビリ

2021年05月31日 | 介護 続けるコツ

実家へ帰っています。

母のワクチン注射にあわせて、何ヶ月ぶりかで帰りました。

実家へ帰ると、することが山積みです。

大掃除、庭の草取り、庭木の剪定などなど。

 

中でも大切な事一つが、母を買い物へ連れていくことです。

母は、一人で買い物へ行く事ができないのです。

母が買い物へ行けるののは、私が実家へ帰った時だけ。

帰ったときは、買う物が無くても近くのスーパーへ車で出かけます。

 

洋服を買う予定がなくても、売り場へ行きます。

靴を買う予定が無くて、売り場へ行きます。

ひと通り回ったら、最後に食品売り場へ。

定番のコースです。

 

そこで、調味料、お菓子、パン、牛乳などなど

思いつくものを買うのです。

カートを押しながら、店の中を回り

必要のない物のコーナーへも行きます。

 

かなり歩きます。

運動不足の母にとって、買い物は大切な運動なのです。

母にとってスーパーは、運動場なのです。

 

今回も出かけましたが、

以前と比べると、歩くスピードが落ちた気がします。

体力が落ちたのかも、と思いながら少し寂しくなりました。

 

状況が許せば、また帰り一緒に買い物へ行こうと思います

ショッピングでリハビリへ。


83歳からのペン通信教育 初段合格

2021年05月30日 | 介護 母の暮らし

高齢の母が、ペン習字の通信教育を初めた事をお話しました。

結構楽しそうに続けて

昇級を励みに、朝早く起きて練習していました。

 

順初段から初段になるのに、一年かかりました。

時間が掛かっただけに初段に立った時は、すごく嬉しそうでした

 

初段になると、主催の協会から書状が届きます。

(有料で希望した人だけです)

大した金額ではありませんが、子供たちでお金を出し合って

賞状を額に入れプレゼントしました。

母をそれを、父に診てもらうのだと仏壇にかけていました。

 

亡くなった父は、習字(ペン習字ではありません)を

稽古していましたので見てもらいたかったのでしょう。

父が亡くなる前も、仲良しでしたが

亡くなっても仲良しの夫婦です。

 

 


83歳からのペン通信教育 ペン習字も体力が必要

2021年05月28日 | 介護 母の暮らし

母が83歳から、ペン習字の通信教育を始めたお話をしてきました。

 

最初は、嫌がっていたのですが

初めてみると、かなり気に入ったようで

毎日練習をしていました。

元々、字を書くのが好きだったので、結構楽しそうでした。

 

誰かから、趣味は?と聞かれると

「ペン習字の通信教育をしております。

 下手の横好きですけど…」

と、半分自慢しながら結構嬉しそうに言っていました。

 

10級から初めて、3級くらいまでは

順調に進んだのですが、それから昇級が難しいようでした。

「進級が難しいのよ」

と言いながらも、続けていました。

ただ、年を重ねる毎に、毎月の清書の提出が難しくなるようでした。

 

文字を書くのも体力が必要なのですね。

母を見て初めて分かりました。


83歳からのペン通信教育 毎朝のお稽古

2021年05月27日 | 介護 母の暮らし

昨日、父が亡くなった後

母が通信教育でペン習字を習い始めた事をお話ししました。

母はその時、83歳でした。

 

最初は、乗り気では無かったのですが

結構気に入ったようです。

お手本を見ながら、毎日練習。

添削は、私がしました。

実は、私も以前からペン習字を習っていたのです。

練習したものを、我が家にファックスや郵送で届き

それを私が赤字で添削して郵送で送り返す事をしていました。

できるだけ、出来ている所を重点的に○をつけ

できていないところは、一箇所だけにとどめるよう

気をつけて添削しました。

やる気を削がないように、気をつけました。

 

清書したものは、毎月提出します。

10級から初めて、少しずつ昇級していきました。

昇級することも、励みになったようです。

 

父が亡くなった寂しさは、ペン習字の練習している時は

忘れたようです。

時間は、たくさんあるのに

朝早く起きて練習していたようです。

 

そして、母は少しずつ元気になっていきました。


83歳からのペン通信教育 認知症予防になれば

2021年05月26日 | 介護 母の暮らし

父が亡くなり、母は一人暮らしを始めました。

それまで自他ともに認める我がままな父を

支えながら生活してきました。

亡くなる頃は認知症が進みかなり

母は精神的にも体力的にもかなり大変でした。

 

その父が亡くなり、急に一人暮らしになりました。

一人暮らしだと自分の事だけをすればよくて

身体は楽なはずなのに

急に体力と気力が無くなったのです。

ぽっかりと穴が会いたような感じでした。

 

私が実家へ帰っても、私の顔が分からず

「あなた、誰?」

という事もありました。

その場面を今でも覚えています。

怖かったのです。

「わ〜。どうしよう。」

私は、これからの母の生活をどうすればいいか分かりませんでした。

 

私が引き取り、一緒に住もうかとも考えた事もあります。

でも、この街には母の友達は誰もいません。

私が会社に行ってから、

マンションで母ひとりで過ごす事は、田舎育ちの母には無理です。

 

実家で、母が元気に生活し

何か希望を持つことができないかと色々考えました。

これというものがありません。

それに、町に住んでいるのなら、サークル、習い事など色々あるでしょうが

私の実家は、テレビの人気番組

「ポツンと一軒家」

に引けをとらないくらいの山の中です。

母が歩いて行けるような娯楽施設や習い事の教室はありません。

 

そこで考えました。

ペン習字の通勤教育はどうかしら?

母は昔から文字を書くことが大好きです。

好きな事なら、その気になってなるかも…と思ったのです。

 

半年以上経って、一人暮らしがある程度落ち着いた頃に

母に勧めてみました。

想像通り

「それは私には無理よ…」

との返事。

でも、私は勝手に通信教育の申込をしました。

 

申込み時に、

母は一人暮らしの為、手続は娘の私が行う事

お手本等は、実家に送って欲しい事

などを伝えました。

こうして、母の手習い、ペン習字の通勤教育が始まりました。

 

母はその時、83歳。

83歳からの通信教育が始まりました。


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