2005年は特別な年でした
アメリカ アリゾナのウインドロックにて
タタンカ師の執り行う神聖なサンダンスにサンダンサーとして祈りの人柱となり祈りを捧げさせて頂きました
タタンカ師と親交があった身曽岐神社の宮司も儀式に賛同され現地におこしになられ平和の祈りと鎮魂の祈祷をされました
儀式中にお会いした時、髪が長く真っ黒に焼けた私は、現地のネイティブアメリカンのように見えたようで日本語でご挨拶させて頂くと「あなた本当に日本人ですか」と驚かれていました 笑
夏至の灼熱の日差しのもと
大地が剥き出された鮮やか赤土の
神聖なサンダンスグランドの上に
真っ白な着物に烏帽子に正装された宮司様 が立って、中心のサンダンスツリーに向かって祝詞を奏上されました
その時、神の息吹と精霊の風が交わった
周りにいるネイティブアメリカンは日本語はわからないはずなのに
静かに真っ直ぐ祈りました
この瞬間私達は平和と鎮魂を祈りあう
"真の地球人"
としてひとつに繋がったのを
そしてその事がとても重要な事を秘めてると誰しもが確信しました
サンダンスは灼熱の4日間、一切の飲み水と食べ物を絶ち、極限に清めた状態で祈りを捧げます、太陽を肉眼で見つめ続け光の力を貰いながら、生命をも懸け日の出から日没まで祈りのダンスを捧げ続けます、
グランドの真ん中にある巨大な御神木と
自らの肉体に突き刺したペクから繋がるロープを引っ張りながら、究極の清らかな状態で
神聖な力を媒介させて頂く人柱となります
その周りを取り囲み祈る人々もダンサー達に祈りを届けてもらい力を頂くために祈り見守っています
儀式の終盤に身を引っ張り、繋がってるロープで肉を引きちぎり祈りを貫通させます
想像を絶する 崇高な宇宙の愛と究極の光に包まれ、聖なる次元を突き抜け
光そのものの一部となりました
…………
穏やかに微笑む宮司様は
突然強い眼差しになり
「あなたは何に向かってるのですか」
とお聞きになられた
私は魂から真っ直ぐ湧き出る言葉で答えさせて頂きました
…………
それから
当時の事を振り返り沢山の話しをさせて頂きました
サンダンスグランドの中心に建てられる祈りの御神木、あれは真に神籬(ひもろぎ)でありますね
今の時代は情報や言葉に溢れすぎている
信仰とは
生命に感謝する事
それをほんとうに現せるのは
祈りと行 「儀式」ですね
それでしか出来ない
深く真っ直ぐにお話し下さいました
そして「今日は特別な儀式があります、ぜひお祈り下さい」と仰られました
後ろから 旅立ったタタンカ師が
微笑み見護って繋げてくれているのを感じた
大いなる試練と霊性の学びの時代
清らかな神と精霊の交わる新たな風が
分け隔てることなどない
地球を包む清らかな青空に吹き抜けていました。