えびみそのタイ冒険

2020年末にタイに移住し、自分と向き合う毎日を送る45歳の青年"えびみそ"の物語。

#25 今日もタイでの生活が続く

2021-11-18 09:16:00 | タイ
今日もタイでの生活が続く。

昨日から、恋人がうちに泊まりに来ている。
LINEでは毎日話しているが、また随分間が空いた。
でも、お互い大人であり、自由を愛し、束縛を嫌う性格なので、関係は崩れない。

久しぶりに会うと、
やはり可愛いなと思う。
そう思われていることは、きっと彼女は知らない。
7つも年下だが、彼女だってもうアラフォーなのだ。

忙しい僕のそばに、そっと寄り添う。
仕事から戻り、フィットネスで汗を流す。
彼女は隣りのプール沿いで寝そべり、新しく買ったiPhoneをいじっている。
僕はランニングマシンで、音楽を聴きながらひたすら走る。

先週の南部出張中に食べすぎたので、帰宅した日曜日から夕食は抜いている。
体内に残された脂肪を使って筋肉を動かしている音が聴こえる。
彼女はそのストイックさに苦笑するが、レモン水を美味しそうに飲む僕を尻目に、肉団子をすする。
遠慮はない。

年末の休暇には、3泊4日でプーケットに2人で旅行する予定だ。
僕はプーケットは初めてであり、
また、彼女と2人で旅行をするのも初めてだ。

僕は彼女の12歳の一人娘を心配する。
「ピンク(娘の名前)は大丈夫かな?」
「彼女はどこにも行かないよ」
彼女はこともなげに言う。
ピンクは外に出るのが嫌いなのだ。
いつものように、祖母の家で、祖母や、叔母や、それ以外の多くの家族と、新しくて大きな一戸建ての家でオンラインゲームをして過ごすのだ。

僕はその家にはまだ行ったことがない。
写真で家の中を見させてもらっただけだ。

大きくて、綺麗なリビングから、裕福で幸せな生活の匂いがした。
ピンク専用の可愛らしい勉強部屋もある。

その家は、最年長の祖母から、叔母、その他みんな女性だと言う。
写真で見てもそうだ。
彼女も時々泊まりに行く。

そこは、彼女の家ではない。
彼女の元夫の実家なのだ。
複雑そうに見えるが、実はそうでもない。
僕が思うほど。
ただ、女性たちが助け合って生きているのだ。

そこにいる時には、彼女はそこからビデオコールで電話してくる。
娘と一緒にリラックスした顔。

今日も僕のタイでの生活は続く。

そうやって、ここで生きているのだ。



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