えび燿子のひとりごと

日々のなにげない事柄を、いろんな角度でクローズアップして、ボソボソと「ひとりごと」を言っています。  

「編集講座」課題添削

2009年11月19日 00時46分28秒 | 日記
※紹介された本  ↓

 「文章力の基本」 安部紘久(日本実業出版社)


【課題の原文です】  ↓

    「パソコンで遊ぼう」 
             
○○市生涯学習の一環として始まった「IT講習会」は、今年で9年目になります。国が始めた「IT革命」は、三年後に○○市に運営が移行し、今までに延べ約9、000人の受講生が学んで来ました。
 講師の最高年齢者Iさんは79歳です。Iさんのように会社を定年でリタイアした男性や、元中学校の校長先生、主婦、元プログラマー、フリーターなど多種多様なスタッフでコミュニケーションを取りながら、年7回の講習と、ボランティアで週1回の談話室、月1回のアドバイス教室を楽しみながら行っています。講師みんなに共通しているのは、パソコンが好きだと言うことです。受講生がここで学んで楽しかったと思ってくれるように、講師も日々講習の内容を検討しています。
 パソコンは学ぶと言うよりも遊びながら身につけて欲しいと思います。いずれ訪れる老後を楽しむためにも。




【森絹江講師に添削してもらった文】  ↓


    「パソコンで遊ぼう」 
             
○○市生涯学習の一環として始まった「IT講習会」は、今年で9年目になります。この講習会は、IT革命の進行にともない、2000年に国を運営主体にスタートさせたもの。三年後に○○市に運営が移行し、今までに延べ約9、000人の受講生が学んで来ました。
 講師の最高年齢者Iさんは79歳です。Iさんのように会社を定年でリタイアした男性や、元中学校の校長先生、主婦、元プログラマー、フリーターなどスタッフの顔ぶれはさまざま。全員でコミュニケーションを取りながら、年7回の講習と、ボランティアで週1回の談話室、月1回のアドバイス教室を楽しみながら行っています。講師みんなに共通しているのは、パソコンが好きだと言うことです。受講生がここで学んで楽しかったと思ってくれるように、講師も日々講習の内容を検討しています。
 パソコンは学ぶと言うよりも遊んでいるうちに身につくもの。いずれ訪れる老後にも、居ながらにしてさまざまな世界とつながっていく楽しい玄関になってくれるはずです。




【書き直しした文】

■国が始めた「IT革命」がわかりにくいかもしれないので、例を出され、その方が断然よかったので、書き直しました。

■「Iさん」で始まるセンテンスが7行に渡っているのは、ちょっと長い気がしますということで、私もそう思いましたので書き直しました。

■「身につける」は遊んでいる感じからは遠いので、書き直し。

■最後の「いずれ訪れる…」は少し、「楽しい」の中身を紹介しました。



【「グッド」と書いてあった所は】
  
■導入部は「IT講習会」の基礎データがきっちり押さえられていて、「記事を書く」という今回の趣旨にあっています。グッドです。
 
■ラストのまとめ「結」では、タイトルの「パソコンで遊ぼう」と結びつけたオチになっていて、グッドです。