先日見てきた『太陽の塔』の中で、こんな話があった。
芸術の持つ力の考察がずっと続く中、
震災後にダンボールで何かつくりはじめたり、
人々がいろいろなものを作りはじめたという話。
こびっとハウスを震災後に作りはじめたことを、
振り返る機会が今、来ているので、
自分たちが突然それを作りはじめたことと重なった。
アートの力が必要だと直観的に思ったのは、
まさに震災の直後だった。
それが生きる力につながるような気がしていたのでそう思ったけれど、
それ以上に言語化できないものがあった。
自分の手で何かをつくること、何かを生み出すことは、喜びを伴う。
それは上手か下手かは関係ない。
プロセスが大事であり、それはそのものと一体になるシンパシーの力でもある。
与えられるものにあふれている現代社会では、
たぶん、そういうものが欠落している。
その欠乏感を補うために、私たちは何かをせずにはいられない。
***
自分が書き連ねたキーワードを見て思ったが、
これは、霊と物質の狭間にいる人間存在として捉えた時に、
どちらかというと、物質世界での生きる力に関係する。
物質世界に生きること、霊的世界に生きること、
人間はどちらもやっている。
偏ると、なんかアンバランスになる。
***
よく、体験学習が大事、って言います。何故大事なんでしょう。
空間認識能力を育てるからなのかな、って思いました。
この、身体として生きている場の認識力。
それは、いろんな動きをやてみないと
三次元空間をちゃんと認識できない。
体験のバリエーションが大きければ認識が豊かになり、
少ないと乏しくなる。
そして、認識すべき空間は三次元空間だけじゃなくて、
いくつもあるかもしれない。
でも、その話はめんどくさいから横に置いておく。
そう考えると触覚という感覚がとても重要だと思います。
視覚はいくら動画になっていても3Dであっても、やっぱり平面なのです。
平面の絵や写真を見ても立体のものがあると感じるのは触覚なんだと思う。
体験して触覚的に理解することで、
あとでそれを身体感覚として思い出すことができる。
そして、そういう空間認識が歪んでいると、
心身に不調をきたしたりするのではなかろうかと思います。
***
震災の時、自分のいる場所は物質的に何かが壊れたというのはほぼなかったけれど、
自分の中の理想も正義も目標は全部崩壊した。
そしたらもう、何かがはじまるしかないと思った時に、
それを迎え入れる何かを作らなければならないという感じで、
こびっとハウスは作りはじめた。
自分が考えたことを、この物質空間に創り出していくこと自体が喜びであり、
自分の思考だけではなく、プロセスを感じながら、
無理に進めないことや、時には立ち止まって戻ることで、
より適した答えが見つかったりする。
人間は自分の想い、自分の神話を無自覚に生きていて、
自分の神話には実は自分だけではなく多くの存在が関わっていることを忘れるので、
想い通りに進めたくなるのかもな~と思うけど、
進まない時は、周囲のいろいろな声を聴く必要がある。
***
頭の中では勝手に進んでも、物質世界ではそうはいかない時に、
身体性や空間認識により、様々なものを感じとり、
進めたり、止まったり、戻ったり試行錯誤することが、
また、創造力と生きる力を生む。
今の便利な世界では、直線的に目的地まで行くものが重宝されるので、
そうしためんどくさいことはしたくない、という意識が強いのかもしれない。
しかし、いくら便利になろうが、物質的に満たされようが、
魂は満たされないんですよ。
その仕組みを知らずにいるので、魂の満たされない感を
物質やお金や権力や名声などなどほかのもので満たそうとする。
そのグルグルを救うのが、芸術の力なのかな。
太陽の塔の話に戻ると、岡本太郎が縄文に見たものは、
生活自体が芸術であることのようです。
美術館に飾られる「お芸術」ではなく、
生身の人間の生きざまに顕われる芸術。
最近は、もりとアートの学校、という名前を付けて
ワークショップをやったりしているけれど、
大事にしたいのは自然界、そしてアート(それは生きる力と関係あるから)
と思って、そう名付けました。
シュタイナーも芸術をとても重要視しているので、
来年以降はその辺りも探究してアウトプットできたらいいなと思ってるが…。
--------------------------------------------------------
【Earth Spiralについて】
磐梯朝日国立公園に位置する裏磐梯で、
パーマカルチャーにもとづいて場のデザインをしつつ暮らしています。
持続可能な暮らしや、ホリスティックな世界観にもとづく
個人セッション、ワークショップ、講座などをやっています。
2018年のワークショップは終了しました。
2019年のワークショップ・講座は12月~1月に情報をアップいたします。
気になる講座がある方はお問い合わせください。
個人セッション・冬のリトリートは受付中。
メインウェブサイト Earth Spiral
もりとアートの学校
森の薬草使い塾/パーマカルチャー体験講座/
薬草占星学/ハーバルタロット/チャクラとメディテーションレッスンなど。
Earth Spiralリトリートルーム
魂とつながるエクササイズ/ハーバルタロット/アート・オブ・タッチ
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Twitter earthspiral_jp
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芸術の持つ力の考察がずっと続く中、
震災後にダンボールで何かつくりはじめたり、
人々がいろいろなものを作りはじめたという話。
こびっとハウスを震災後に作りはじめたことを、
振り返る機会が今、来ているので、
自分たちが突然それを作りはじめたことと重なった。
アートの力が必要だと直観的に思ったのは、
まさに震災の直後だった。
それが生きる力につながるような気がしていたのでそう思ったけれど、
それ以上に言語化できないものがあった。
自分の手で何かをつくること、何かを生み出すことは、喜びを伴う。
それは上手か下手かは関係ない。
プロセスが大事であり、それはそのものと一体になるシンパシーの力でもある。
与えられるものにあふれている現代社会では、
たぶん、そういうものが欠落している。
その欠乏感を補うために、私たちは何かをせずにはいられない。
***
自分が書き連ねたキーワードを見て思ったが、
これは、霊と物質の狭間にいる人間存在として捉えた時に、
どちらかというと、物質世界での生きる力に関係する。
物質世界に生きること、霊的世界に生きること、
人間はどちらもやっている。
偏ると、なんかアンバランスになる。
***
よく、体験学習が大事、って言います。何故大事なんでしょう。
空間認識能力を育てるからなのかな、って思いました。
この、身体として生きている場の認識力。
それは、いろんな動きをやてみないと
三次元空間をちゃんと認識できない。
体験のバリエーションが大きければ認識が豊かになり、
少ないと乏しくなる。
そして、認識すべき空間は三次元空間だけじゃなくて、
いくつもあるかもしれない。
でも、その話はめんどくさいから横に置いておく。
そう考えると触覚という感覚がとても重要だと思います。
視覚はいくら動画になっていても3Dであっても、やっぱり平面なのです。
平面の絵や写真を見ても立体のものがあると感じるのは触覚なんだと思う。
体験して触覚的に理解することで、
あとでそれを身体感覚として思い出すことができる。
そして、そういう空間認識が歪んでいると、
心身に不調をきたしたりするのではなかろうかと思います。
***
震災の時、自分のいる場所は物質的に何かが壊れたというのはほぼなかったけれど、
自分の中の理想も正義も目標は全部崩壊した。
そしたらもう、何かがはじまるしかないと思った時に、
それを迎え入れる何かを作らなければならないという感じで、
こびっとハウスは作りはじめた。
自分が考えたことを、この物質空間に創り出していくこと自体が喜びであり、
自分の思考だけではなく、プロセスを感じながら、
無理に進めないことや、時には立ち止まって戻ることで、
より適した答えが見つかったりする。
人間は自分の想い、自分の神話を無自覚に生きていて、
自分の神話には実は自分だけではなく多くの存在が関わっていることを忘れるので、
想い通りに進めたくなるのかもな~と思うけど、
進まない時は、周囲のいろいろな声を聴く必要がある。
***
頭の中では勝手に進んでも、物質世界ではそうはいかない時に、
身体性や空間認識により、様々なものを感じとり、
進めたり、止まったり、戻ったり試行錯誤することが、
また、創造力と生きる力を生む。
今の便利な世界では、直線的に目的地まで行くものが重宝されるので、
そうしためんどくさいことはしたくない、という意識が強いのかもしれない。
しかし、いくら便利になろうが、物質的に満たされようが、
魂は満たされないんですよ。
その仕組みを知らずにいるので、魂の満たされない感を
物質やお金や権力や名声などなどほかのもので満たそうとする。
そのグルグルを救うのが、芸術の力なのかな。
太陽の塔の話に戻ると、岡本太郎が縄文に見たものは、
生活自体が芸術であることのようです。
美術館に飾られる「お芸術」ではなく、
生身の人間の生きざまに顕われる芸術。
最近は、もりとアートの学校、という名前を付けて
ワークショップをやったりしているけれど、
大事にしたいのは自然界、そしてアート(それは生きる力と関係あるから)
と思って、そう名付けました。
シュタイナーも芸術をとても重要視しているので、
来年以降はその辺りも探究してアウトプットできたらいいなと思ってるが…。
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2018年のワークショップは終了しました。
2019年のワークショップ・講座は12月~1月に情報をアップいたします。
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