ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

最も危険な遊戯

2005-06-17 20:36:10 | 日記・エッセイ・コラム
 6月17日(金) 対戦相手:恐れを知らない心
 Aンバサダーホテル

 ビルメンテナンスのビルです。朝早い(9:30)というのにロビーにはお客さんがいっぱいいます。パフォーマンスにも良い反応で、本来なら一番低いはずの時間のテンションを一番高くしてくれます。やっぱりお客さんに盛り上げてもらってるんですね。

 2回目の出演時。今度はお子さんが多いです。パフォーマンスの流れの中で必ずお客さんに体験してもらう事があります。それは“皿回し”でして、比較的誰にでも出来て(棒を持ってるだけなんですよ。)、見栄えも良く、そして盛り上がるというパフォーマーなら誰もが演るアイテムなのです。今回手伝ってもらうのは、お子さんの中でも一番年上に見える女の子。あまり小さすぎると棒を持つことさえ困難なので、年齢の高いお子さんを選ぶのがポイントなのです。あーちゃんと自分で名乗る女の子は、棒を持った瞬間にこう言いました。

 「あーちゃん、お熱があるんだよ。」

 そんな状態なのに皿回していただいてすいません。 そのあーちゃんの皿回しっぷりを見ていたお子さん数人は何を血迷ったか、

 「ボクもやりた~い。」

 別にここは長野県文化保存会主催『皿回しをみんなで体験しよう』のブースじゃないですから。あ、長野に深い意味はありません。でもまあ4人なら経験させてあげてもいいかな。と、思ってひとりずつ皿回ししましたが、まあ危なっかしいんですよ。普通に持って動かずじっとしてろ!つってんのに棒は振り回す、皿飛ばす、次はボクがやる!とか言い出す始末。はい。みんな一通りやったね。もうそろそろ、次のパフォーマンスに行かせてくんない?すると

 「もう一回やりた~い。」

 ひとりが言い出すと、あとは大合唱です。民衆を扇動するデマゴーグか?別にここは長崎県文化保存会主催『皿回しをみんなで2回体験しよう』のブースじゃないですから。あ、長崎に深い意味はありません。その後騒ぐ子供達を何とか治め、ようやくジャグリングに移行出来たんですが、近寄ると危険だって言ってるのに、演ってる最中急接近。ここから入るなって言うのが、わからんのか?シガーボックスなんか演り出したらスピード付いちゃうから途中で動きとめられないんですよ。

 案の定、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんが演技エリアに入って来て、パフォーマンスは緊急中断!だからー、ここから入ってくると危ないですよ、皆さん。わかりましたか~?すると、さっきのあーちゃんが

 「ひろ君は赤ちゃんだから入っていいんだよ。」

 ダメです、逆に。あーちゃんの5倍は危険です。おかーさーん、何とかして下さいな。

 ビルはいつも危険と隣り合わせなのです。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。