読めません。

　６月２５日（土）　対戦相手：難しい漢字
　ホテルＭコスタ

　披露宴出演です。披露宴での盛り上げ役なんですけど、今日は盛り上がりました…か？いつも通りの安定した内容なんですけど、今日の列席者さんはちょっとやそっとの事では拍手しないし笑わないし、まあ手強いのなんのって。理由は披露宴前のキャプテンの言葉に凝縮されていまして、

　「今日の新郎、そのスジの人だから。」

　スジ？牛スジ？もしかしたらみんなから『スージー』とか呼ばれてる？まあ列席者さんも『スージー』ばっかりなんで「スージー＆スージー」なんていうアメリカのテレビ番組のタイトルのような明るいホームコメディチックさは一切無く、どんだけ笑顔を作ってみてもコワモテのお兄さん達がガン見してるのが現状なのです。

　ただ、こっちにもプロとしてのプライドがありますからね。対策は万全ですよ。コワモテのお兄さん達のお子さんに風船をプレゼントしちゃったりすると、今まで硬い表情だったのがちょっとだけほころんでるように見えますが、お子さんが喜んでて親が仏頂面な訳が無く、作戦は見事はまりました。

　中座中、本来なら大人の方にインタビューするんですが、大人の方にお祝いのお言葉を聞きに行ってとんでもないエピソードとか出てくるとシャレにならないので、お子さんだけを攻めまくりました。ある男の子さんの元に行って、

　「こんにちは～。」
　「こんにちは。」
　「お名前は何て言うんですか？」
　「♪℃％＃☆￡」

　パンをいっぱいに詰め込んだ状態で答えてくれたので、何を言ってるかさっぱり解りません。でも、そこは百戦錬磨。男の子の顔を見るようなフリをして席札をチラ見して名前を確認します。これはボクが良くやる手でして、一度で名前が覚えられない体質ですから、必ず席札はチェックするのです。こういう技術は我ながら超一流だと思います。この要領で男の子の名前をチェックしてみましたが、

　漢字が難しくて読めないよ。

　お子さんに難しい漢字を付けたがる職業の代表じゃないですかぁ、そのスジの人達って。『愛羅武雄』とか『怒羅衛悶』とか得意ですもんね。あの漢字で「フウタ」って読めないですよ。常用漢字しか知らないもん。

　お子さんには読みやすい漢字を付けましょうね。