8月22日(木) 対戦相手:年長さん
世田谷区
幼稚園でのパフォーマンスです。出演場所は幼稚園なんですが、見てくれるお客さんは小学生。この幼稚園に通っていた子達の同窓会的イベントのようで、中学や高校を卒業しても同窓会に一回も顔を出した事の無い身としましては、このようなイベントはうらやましい限りなのでございます。園に到着しますと今日はプールの日のようでして園児達は先生の引率・指導の下、いくつも並べてある丸いビニールプールでバシャバシャと楽しそうです。そんなバシャバシャを通り抜けて、まずは出演会場に案内していただいて音響設備のセッティングと打ち合わせを。
「先生、ボクの登場の仕方なのですが、ご紹介いただいたらアチラのドアから入ってくるのではなく、窓ガラスを開けて外から登場するのはいかがでしょう?」
「はあ。」
「その方がサプライズ感があって面白いと思うんです。」
「わかりました。じゃあ外からという事で。」
さて、出番の5分前に控え室を出て、まだ園児たちがバシャバシャやってるエリアをキャリーケースを持ちながら通り抜け、先生の紹介があるまで外で待機してますと、今日はショーが見れない、バシャバシャしていなくて服を着て園庭で遊んでいる子達が寄ってきまして
「誰ぇ~?」
「あ、こんにちはー。今日ね、このお部屋でパフォーマンスをする為に来たんですよ。」
「ぱふぉーまんす?」
「うん。」
「マジックだぁ!」
「いや、マジックだけじゃないんだけど。」
とひとりの女の子と話をしてましたら、いつの間にか何人かに取り囲まれてます。
「ねぇ、このかばん、何がはいってるの?」
そりゃ興味津々だよね。そして耳から下げているマイクにも興味集中です。
「これは何?」
「これは、マイクなんだよ。」
「知ってる!胸に着けるマイク、見たことある!」
「そうだね。そういう形のマイクもあるね。」
すると先生が窓ガラスを開けて顔を出し
「エディーさん、もうちょっと待ってもらってイイですか?」
「はい、構いませんよ。」
なので、囲みの取材陣から質問攻めの時間です。そこまでは何となくボクの本体やら衣装やら道具に関する質問だったのが、ちょっと打ち解けてきたんでしょうか、みんな自分の事を語るようになってきました。
「◎◎(自分の名前)はねぇ麦茶が好きなんだぁ。」
「こないだねぇマジックの人がねぇやっててねぇ、それを見てねぇママとねぇアタシがねぇ・・・。」
「ボクもマイク欲しい。」
「ピエロさんがねやってきてね、今度またピエロさん見るんだよ。」
というみんなの主張が
同時に繰り出されるんですよ。
自分の思いを聞いて欲しいんでしょうね。思いのオールレンジ(全方向)攻撃です。ただコレを受け止めるのは
聖徳太子でも至難の業だよ。
程なく先生にご紹介を受けてこの子達とはお別れし、室内でガンガン盛り上がったんですが次はこの子達の前でパフォーマンスをしたいですね。また違ったリアクションだろうし、その時にはやっぱり盛り上がるんでしょう。そして感想とか思いとかも
バラバラで浴びせられるんだろうなぁ。
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