8月23日(金) 対戦相手:お子さんの思いの強さ
思い出し
昨日のパフォーマンス現場での話です。昨日はお子さんの思いが同時に全方向から押し寄せてくる、という話でしたが、今日はその強さについてですね。ひとりの男の子が
「ん?ピエロさんじゃないよ。似たような事はするけど。」
「だって、サミットにね、ポスターが貼ってあってね、ピエロさんが来るって書いてあったもん、24日に。」
「今日は22日だよ。」
「ガーーーン!!」
これをとっても真剣に言ってくるから、お子さんってかわいいよね。思いの初速(ここではピエロさんの事)が強すぎて後々の事を考えてないもんね。そして、結構懐いてくる女の子が
「さっきー、先生が虫を捕まえました。それはいったい、どんな虫でしょう?」
しばらーく考えてから
「わかった!カブトムシでしょ?」
と、まあ当てる気はありませんが会話を繋げる為に言い放ったら
「では次のうち、どれでしょうか?」
えーっ、ここから選択肢ですか?ボクの答えはスルーなんですね。女の子は元気良く
「一番っ!トンボ!!」
そして二番の選択肢が出てくるまでえっらい時間が掛かっております。うん、今考えてるよね。絶対に考えてるもんね。これも初速が強すぎてその後が持続しないパターンです。ちょっと助け舟を出しましょうか。
「カブトムシじゃないかなぁ。」
すると女の子
「二番。じゃあー、カブトムシにしてあげるね。」
やっぱり主導権はこの女の子のようです。二択かな?もう答えてイイのかな?
「三番。」
えー、無茶しすぎじゃないの?考えられるかなぁ?案の定、3つ目の選択肢はどれだけ待っても出てきません。そろそろ限界かな?
「二番のカブトムシ!!」
と張り切って答えると
「ブッブー。答えは一番のトンボでした。」
そして隣の教室に入って行き、虫かごに入ったトンボを元気良く見せてくれました。三番の選択肢が出なかった事などすっかり
無かった事になってましたな。
お子さんは勢いと思いつきの強さがあれば、その後の事なんて考えなくてイイんだよ。これからも初速150km/hの剛速球でね。
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