11月29日(金) 対戦相手:男の子
川崎市
小児科クリニックの待合室でのバルーングリーティングの日です。例によって受付にはリースとトナカイ、クリスマスツリーと共にサンタクロースを飾るのですが、まだサンタは日によって精度が曖昧で、今日はかわいくなかったなぁ。顔を作る肌色が無くて代わりの色を使ったのが原因ですね。オレンジ色でも良かったのですが、ちょっと気分を変えて茶色で顔パーツをね。
黒人サンタ、、、。
さて、良く遭遇します男の子、レンくん。今日もとっても懐いてくれてずっと傍にいます。
「何か作ろうか?」
「んーん。後でいい。」
なんだけど、何か作り出すと
「それは何?」
興味深々なのです。それまで静観していたレンくんですが、いよいよ動き出しました。
「ねえねえ、ランボルギーニ作って。」
またハードル高っ!車とかいうオーダーじゃないもん、ランボルギーニ指定だもん。待合室に飾ってある外車のプラモデルを見てオーダーしてくれたんですが、厳密に言うと
これはフェラーリだね。
ま、そこは否定しないで乗っかって、何とか自分のフィールドに持っていけないかと、レンくんと会話をして糸口を探ります。
「レンくん、このランボルギーニ(本当はフェラーリ)の、ここについてるマーク。何の動物か知ってる?」
馬!と答えたらじゃあ馬作ろうか。という展開が頭には出来上がってますよ。
「牛。」
作った事無いし。作れないし。うーん、なかなかこっちの思惑通り行かないですな。そしたらレンくんはポケモン図鑑を持ってきて、
「じゃあさ、じゃあさ、ポケモンは?」
「ポケモンの事、良く知らないんだけどな。」
「ぼくの好きなのはねぇ、コレと、コレとぉ、コレでしょ~。」
ひとつじゃあないんだぁ。
ページをめくって、レンくんの好きなポケモンのレクチャーが始まりました。全く頭に入ってこないカタカナばかりです。
「そっかー、すごいね。でもポケモン知らないんだよなぁ。」
「えーっ、知らないのぉ?」
横にいるママが援護射撃。
「大人はポケモン知らないんだよー。」
でもレンくんの好きなポケモン情報はドントストップミーナウです。その図鑑をパラパラめくりながら、作りやすそうなモノを探しますが、初見では厳しいモノばっかりです。
ピチューというのはピカチュウになる前の生き物で、どうやらレンくんの図式は
進化前のポケモン=簡単
進化後=難しい
なんだね。なので、図鑑を見ながら進化系ので、尚且つ自分のフィールドで出来そうなやつは
ギャロップ。
ま、ただのユニコーンという説もありますが、ようやく作り上げましたら、ママも
「出来たよー、すごいよー。レンくーん、ほらぁ。ギャロップだよー。」
するとレンくんは、あまり感動もせずシレっと
次はね、メガリザードン!
▲「ポケモン、良く知りません。」って方、ポチっとな。