8月8日(土) 対戦相手:お酒の席
一ノ関
ある企業さんの『ビアパーティ』と銘打った納涼祭にパフォーマンス出演です。今日は家を出るまでに散々悩みまして、オーダーはパントマイムとの事でしたが、音響システムの詳細が分からず音作りや構成で散々悩んだ挙げ句
ジャグリング道具も持って行きました。
冷蔵庫並みに冷やされた車内の東北新幹線で到着した一ノ関は東京よりも湿度が低く、でも地元の方に言わせると
「今日は蒸し蒸しして気持ち悪いですよ。」
「そうですか?じゃあ東京行ったら溺死しますよ、湿気多すぎて。」
そんな爽やかな屋外での出演なのです。岩手と言えばこの会場からすぐ近くの文化センターで以前ステレンジャーを上演してますし、岩手のパチンコ屋さんのCMに出てましたよ、ワタクシ。最近まで流れてたようです。出番はショーガールさんという女性のマジックユニットさんと一緒でして、当初ボクが先発でショーガールさんは抑えだったのですが、急遽順番入れ換えましたが、これが後々大正解。まず掴みとしての自己紹介で
「パチンコ屋さんのCMで皆さんとは馴染みが深いのですが、ボクの事ご存じの方ぁ?」
「はーい。」
「嘘ぉーん!」
ボクの構成としましては、最初にバッチリとジャグリングを決めて途中砕けて、また最後決めて終わりというパターンが黄金率ですが、しょっぱなのディアボロのハイトスで、夜の空に消えていったディアボロが
全然見えないのよ。
別に言い訳する気はありませんが、その時の気持ちを正直に言いました。
「いやー、普段は取れるんですよ。でも、夜だから全然見えなくて。」
その後も何回か落としましたが、その度毎に客席から
「夜だからっ!」
フォローの掛け声ありがとうございます。たぶんこの会社で流行るよ、この言葉。何かミスした時なんか
「君ぃ、どうしてこんな発注したんだ?」
「夜だから!」
流行るでしょう、きっと。でも皆さん、使い所に気をつけてね。さて、ショー中でお手伝い頂いたのは最近この会社にいらしたというトミオカさん。顔と名前を覚えて頂く為にもパフォーマンスをして頂きましょう。オーダーのひとつにテーブルグリーティングがありまして、でもショーとグリーティングは同時に出来ないんですよ、どうしても。あ、そうだ、
「トミオカさん、ちょっと繋いでおいて!」
その間にテーブル回ってバルーン作ってプレゼント。で、戻って、お手伝い頂いたトミオカさんへのプレゼントは青い風船で作ったウサギですが
これは、旬な話題って事で。
もうこの辺からはパフォーマンスというよりトーク炸裂の時間ですよ。お客さんも酔っ払ってきてますし、演芸用のトークスイッチが入りました。続いて手品のお手伝いは女性のフミさん。社員の方のご指名で、出てくる時も嫌々感いっぱいです。ちょっとボケようもんなら
「もう戻るぅ。」
「ごめんなさい、ごめんなさい。次で決めるからあと一回だけ手伝って。この通り!」
土下座しました。なかなか見れないよ、生の土下座は。客席はと言えば、
最高にウケてます。
もうこの時点でトークは最高潮に達してまして、フミさんに
「昨日打ち合わせしたじゃん、駅前の和民で。」
「和民、無いから…。」
とか
「じゃあボクら、息ピッタリなんで、後でで携帯番号交換しましょうね。頭3ケタだけ。」
「やだあ、ウザい!」
見事なコンビネーションだね。ショーも(トークのおかげで)盛り上がり、乾いた喉を
地ビール
で潤しました。ショーが終わって35分後には新幹線に乗らないと帰ってこれないのですよ。速攻片付けと着替えをし、実行委員さんやお客さんに挨拶や握手をしてたらフミさん発見。
「あ、エディー、意外と普通だ。」
「そうなんですよ、普段はね。さっきは盛り上げてくれてありがとうございました。」
「じゃあ二次会行こう。」
「いやいや、帰れないから。」
引かれる後ろ髪も長くないですが、二次会は次の機会にね。また呼んで下さいな。パフォーマンスというカタカナよりも演芸色の濃い内容でしたが、お客さんにも喜んで貰えましたし、何よりもボクが楽しく演らせてもらいました。
あ、フミさんと携帯番号の頭3ケタ交換するの忘れた…。ちなみにワタクシ、070です。
大勢の人を楽しませ、自分自身も楽しめる、
そんなお仕事はそうはないですよね。
とっても素敵です☆
折角誘われた二次会。
参加して、携帯番号交換して始発で帰ってきたら良かったのに(笑)
自分も楽しく、相手も楽しい。これって最高ですよね♪
とても素敵な時間ですね☆
Kouさん、志穂さん>>パフォーマンスでも舞台でもこのブログでも、ボクの基本方針は「自分が楽しくやれば人にも楽しんでもらえる。」ですから、いつもこんな現場だと嬉しいですね。