4月30日(振替休日) 対戦相手:4年生3人
浅草
連休の前半戦最後の日は数日前に募集があり急遽決まりました浅草大道芸です。暑すぎず寒すぎずの絶好のコンディション。しかもはじめましてのパフォーマーさんもいらっしゃいまして、これまた刺激的な一日。ではございますが、4回演らせてもらって、しかも他の方のパフォーマンスを見せて貰って、集客という意味では惨敗を喫しました。パントマイムでストリートを戦うやり方をちょっと見つめなおす時期なのか?早速帰り道でそれに動くべく小道具用の材料を買ってきておりますので、早ければ4日の清水では改良版が…
雨降らないでね。
さて、今日はパントマイムで戦う時の要とも言えるレンガの小道具を家に忘れてきてしまうという失態があり、まあ無きゃ無いで他のネタで代用できるんですが、やっぱり弱いんですよね。小道具一切使わない無対象のパントマイムは、外で観ると集中力が要ります。なので小道具を使った方がお客さんが見やすいし食いつきも良い。その証拠に、トリネタ(最後にやる作品)の候補が今3つありまして、その中で道具を使わない『あなたに逢いたくて』を今日披露しましたら、4分ほどの歌の間に
お客さんさっぱりいなくなった…。
はっはっはー。心ポキポキ音を立てて折れてますが、楽しい事もいっぱいありまして、2月に顔なじみになった眼鏡をかけた小学生の女の子、あーちゃん、今日もいらっしゃいまして、初回はちょっと距離を置いていたんですが2回目までの間でコミュニケーションを取りに来て、もうすっかりお友達に戻ったんだね、3回目のショーの時には最前列に陣取ってボクがやるネタを必ず
予言して周りのお客さんに解説する…。
うーん、小学生って言いたくて仕方ないんだね。今日は無対象でガムテープを切るパントマイムをし、あーちゃんの口に貼ろうとしましたがやっぱり無対象ですからあっさりと口は開いてしまいます。あさりの酒蒸しか?なので次回は本物のガムテープを持って行こうかな。4回目のショーでは近所の小額4年生3人の男の子が最前列で。これがまた悪ガ…わんぱくなお子さんなんスよ。人形のようにじっと止まってましたら一人がワタクシの大事な股間に、タッチどころかパンチですよ。その前のショーでもお子さんに、止まってるこの人形のようなモノの手を触られたり、腕を曲げられたり、挙句の果てには襟元につかまれて全体重を乗せられ、もうまっすぐ立ってないくらいいじられたりしましたが、さすがに股間にパンチはカチーンときまして、このネタが終わった後に
「パンチはやめて!これからも使う場所なんだからさ。」
どんな説得の仕方だよ!後ろで見ている大人の方は笑っておりますが、この発言は結構マジです。そうしますとこの3人、段々図に乗ってきますからショーの最中に
「コッチ来い。」
「おいおい、人生の先輩に『来い!』はないだろ?『来て下さい。』って言い直し!」
「きてください。」
「それでイイんだよ!」
とか。マジックをやってタネ明かしに必死になっているこの子達が
「あ、わかった。今のこうやってるんだよ。」
「え?何?なに?」
「だから、今のは…。」
「アバアバアバアバ。聞こーえなーーーーい。」
もうね、ショーやってるんじゃなくて、この子達と遊んでるみたいですよ。しかもおっさんの方が熱くなってます。風船食べるときに使う塩をね、ふと思いつきでこの子達に振ってみたんですよ。そしたら手を出してきて「美味しい。おいしー。」って。おっさんの掌で転がされてる感もかわいいんですよね。で、ショー終わって、この子達だけじゃなくて周りで見ている人へのフォローという意味で、
「それでは最後にお手伝いしてくれましたこの3人の劇団ひまわりの子たちにも拍手!」
「え?仕込みだったの?」
「そうなんですよ、昨日実は綿密なリハをしまして。」
どうもこの子達はすんごく近所に住んでいるらしく
「次いつ来るの?」
「いや、決まってないんだよね。」
「また観に来るからさ。」
「ん?来なくてイイよ。」
「ぜってー行く。」
「『行く』じゃなくて『行きます』だろ?」
「行きます。」
番長ってこんな感じなんだろうかな。
▲「居なくなるのもきついですけど、パンチはもっときついですね。」って同情してくださる方、ポチっとな。