負けられない試合

　６月１８日（日）　対戦相手：ホテルの警備さん

　IクスPアリ

　

　約一ヶ月ぶりのお手紙回収です。通り過ぎる子供さんに帽子を指差され「あ、忍者だぁ！」と言われましたが、帽子から木が生えているものの忍者らしい所は別に無くて、「もしかして、侍のちょんまげの事を言ってる？」だとしたら、今日だけは青の衣装で侍になりましょうぞ！な郵便物回収人・ポス〒ィーノです。

　

　久々のこの仕事、もうヤル気充分で、入り時間よりも早くは言ってスタンバイOK！ですが、

　

　雨だよ。

　

　手紙の回収は出来ますが、パフォーマンスが出来なさそうなのです。でも気合い充分、そしてボクにも負けられない試合というのがあって、それはまさに今日の回収なのです。自分自身、気持ち良く勝利して、そして夜の大一番（テレビ観戦）に備えたい。ボクの勝ちがドイツまで飛んでいって、サムライ達にパワーを与えればという、

　

　ひとりよがりな思い

　

　で、雨にもかかわらず屋根のある場所でパフォーマンスを強行したのです。いつも行なうAンバサダーホテルの庭は雨の影響を受けてしまうので、ホテルのレストラン近くの屋根のあるこじんまりしたスペースにて、最初はレストランを並んで待っているお客さんに魅せます。

　

　ガラスの向こうで喜ぶお客さんの更に向こうで、レストランの人が身振り手振りで

　

　「もう、そのくらいにしておいて下さい。」

　

　のゼスチャー。そうだよね。お店の営業を邪魔するつもりは無いのですが、結果的にそうなっちゃってスイマセン。もう帰りますよ。すると、ガラスのこっち側にも人だかりが出来ていまして、つい

　

　２回戦突入！

　

　で、盛り上がって、お客さんにも喜んでいただき、気持ちよく帰ろうとした所、ホテルの警備さんに

　

　厳重注意

　

　を頂きまして、３５歳夏。怒られましたよ。イイ大人なのに。

　

　負けられない試合。負けてないはず。