7月12日(木) 対戦相手:お題
二子玉川
東急セミナーBE二子玉川でのパントマイムの先生です。先週から始まりましたこのクールのテーマは“時間”。で、時間が止まると動きも止まる。今日もストップする練習からなのです。円を描くように歩き、音楽が止まったら歩みも止める。止まるのは足だけでなくて全身ですから、腕もブラブラしないように気をつけないとね。その流れで人形の動きもレッスンです。先週は首、胸、腰の回転運動を。今週はそれを更に細かくして、
顔から回転運動。
言葉じゃわかりづらいね。まず両手で首筋の血管を確かめるように首の横を抑えます。そうすると手でロックされた状態になりますから、この状態で顔だけ横を向く。首を使わなくても30度くらいは動くでしょ?これが顔の回転運動なのです。
すんげー細かいね。
顔の次は首を。その次は胸の前に肩が入ります。んで胸。最後に腰。先週まで三種類だったのが今日は五種類に増えました。更に細かく動けるようになったでしょ?これプラス上体の前傾、手の折りたたみを加えてお題は
時計から出てくるからくり人形。
家の時計じゃなくて街頭にある時計ね。さて、ここまでの人形は演じる人の意思で動いてました。ここからはちょっと変わったレッスンで、二人ペアになって一人は人形。もう一人はその人形を弄ぶ人。これは僕が街中で動かないパフォーマンスをしてる時に良くされる実体験に基づいたレッスンです。街中で人形マイムしてるとお父さんお母さんがお子さんに対して
「ほら、人形だよ。触ってらっしゃーい。」
なんて言って、こっちもプロなんで見事にリアクション取るんですが、お子さんが調子乗りすぎると股間とか触られるんですよ。レッスンではそこまでやりませんが、触られた箇所を即座に動かす訓練ですね。人形じゃない人は人形の手や腕や肩とか背中を触る。人形の人は即座に反応して動く。頭で考えると反応が遅れますから、身体で感じ、即反応。なかなか難しいですよ。
人形の更に変形でロボット。まずは歩き方から。最後にピタっと止まれば途中たとえグズグズになってもロボットっぽく見えますね。そして一番最初でやった顔とかの細かい動きを入れると更に“っぽく”見えてきます。最後のお題はロボットで入ってきて、パンを食べて出て行く。それだけ。日常の生活をロボットっぽくする為に選んだお題ですけどね、
ロボットってパン食べるんかい?
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