ロッカールーム

芸人・エディーのオフィシャルサイト『GOODJOB』の闘う日記、その名も「ロッカールーム」。14年秋からコチラに引越し。

バックに回って…ジャーマン?

2004-11-19 14:24:16 | 日記・エッセイ・コラム
 11月19日(金) 対戦相手:背後に回る者
 池袋駅ホーム

 大宮の結婚式場で仕事です。平日ですがお仕事万歳!です。10時前に大宮駅に着くには湘南新宿ラインか埼京線、どっちが早いんだ?

 朝からの横殴りの雨で、埼京線のホームは濡れています。靴底がツルツルならスッテンコロリン確実です。慎重に足を運ぶ人が多く見受けられます。埼京線・赤羽停まりの電車はホームに入ってきました。ボクはこれには乗りません。そう、行き先は大宮ですから、これに乗っても乗り換えが面倒なため、敢えてその次の電車を狙っています。

 その電車からは沢山のお客さんが降りましたが、目を引いたのは一人の老人。脚が不自由なのでしょう。杖をついて歩くテンポが他の乗客(降りた客)とは違います。牛歩です。1分で15cmほどしか進んでいません。しかし、行く先を見つめる目には力がみなぎっていて、時折止まって休みますが、確実に一歩一歩目的地へと進んでいく気迫が感じられます。

 すると、老人の持っていた杖がホーム上の雨で滑り、全体重を杖にかけていたご老体は無常にも進行方向へと崩れ去りました。一瞬の出来事でした。ホームの空気が凍りついたのは冷たい雨のせいではありません。真っ先に駆けつけたのは傍にいた女性。老人の手を取って「大丈夫ですか?」声を掛けます。次に近寄ったのは、サラリーマン風の男性。起こそうとして、老人の腰の部分を背後から掴んで引っ張り上げようとしますが、その姿はまるで

 アマレスのバック取る瞬間

 ご老人の足はホームの冷たいアスファルトから浮き上がってましたよ。そして、ちょっとだけバタバタしてました。心熱き二人のおかげで、ご老人はまた歩く事が出来たのでした。一歩一歩。少しずつ。

 バックを取ると1ポイント


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。