5月10日(木) 対戦相手:どこかの劇団の制作さん
神楽坂上
集団田中の公演に何度も出てくれてる“ズミちゃん”こと大女優・今泉惠美子さんが明日から舞台に出演します。興味ある方、コチラを参照の上、見に行ってあげてね。
その出演場所となる『シアターイワト』という劇場に田中のチラシを折り込みさせていただきました。指定の11時に劇場に伺うと、既に他の劇団の方がいらしていて、稽古スタジオとなる二階で長テーブルに横並びの状態で折り込み開始です。先にどちらが折り込み始めるか話合いをして、ボクは後攻を選びました。後攻と言っても戦う訳ではないのですが、先に入れて頂いた方がこっちも気兼無く出来ますからね。
先行の方は見るからに折り込みのプロといった感じで、椅子にも座らず、しかも指に付けるクリームまで持参しています。そしてものすごいスピードでボクの横にチラシを積み上げていくのです。良かった、先にやってもらって。ボクが先に入れる立場だったらこの方のペースの方がボクの仕上げる数を上回って
「まだかよ、このカメ野郎!」
と思うでしょう。言葉にはしなくても、長テーブルに指をカチカチやりながら「ふぅ~。」深い溜め息をつくか、携帯を取り出して
「こいつ超遅え。」
とかいうメールを劇団関係者、お友達、ご親戚など何十件も送信していたでしょう。案の定この方は、ボクに、F1で言ったら20周。競馬で言ったら11馬身はリードして、圧倒的早さで600部に折り込みして帰って行きました。
帰り際、その方は、自分が折り込んだチラシをボクに手渡し
「見に来て下さい。」
余裕の笑顔です。それを受けて、まだ折り込み中のボクは敗者のなさけない引きつった顔で、
「じゃあ、ボク達のも見に来てくだしゃぃ。」
ええ、敗者の言い方です。すると、この方、
「前に見に行った事ありますよ。」
意外なお答え。でも敗者としては「どうでした?面白かったですか?」などとは聞けず、
「あひゃひゃ。ぁりがとぅごじゃいます。」
すると、
「あー、あれが面白かったですよ。あの、
なんとか隊
みたいなの。」
たぶんステレンジャーのコントバージョンの事を言っているのだな、とはすぐに解りましたが、そこは敗者ですから「ええ、今でも演ってるんですよ、『なんとか隊』みたいなの。」
たぶん、たぶん、ステレンジャーの事ですよね?シブガキ隊のコントとか演った事ないから。ましてや
シブ楽器隊も。