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乳がん発覚から乳房再建までの奮闘記

荷下ろし症候群?

2020-10-12 19:05:00 | 乳がん
2019年7月乳がん発覚、9月左胸全摘、10月からタモキシフェン服用。再建のため形成外科に通い出すも、いろいろあって、再建中断。2020年4月皮膚の追加切除(2回)。5〜7月放射線治療。9月子宮筋腫摘出のためレルミナ服用開始。

今日、久しぶりの乳腺科の診察。全摘後1年経ったので、エコーで診てもらい、異常なしとのこと。

先生曰く、あまり変形してないし、全摘でも乳輪乳頭が残ってるから、ちょっと隠しながら入れば温泉行っても気づかれないんじゃないの?ヌーグルベリーで皮膚を伸ばして脂肪注入するだけでも目立たないようにできると思う。ヌーグルベリーは自宅で自分でできて痛くもないし、脂肪注入は一泊でできる。いずれにしても放射線のダメージから皮膚が回復するまで、しばらく(年単位)は我慢ね。

だんだん、痛い思いして再建しなくてもいいかなと思い始めたことを報告。先生がおっしゃるように、エキスパンダー入れずにヌーグルベリーだけで脂肪注入できるなら、それがいいかな。まだ、保険適用じゃないけど。

9月から気分が落ち込み元気がないことを相談した。タモキシフェンの副作用ではない。タモキシフェンは擬似女性ホルモンの働きをするので、更年期障害の症状は抑えられる。レルミナについては触れずに、「荷下ろし症候群」かもとのこと。一通りの治療が終わって、どっと疲れが出ることがある。薬を出すほどではなさそうだから、しばらく様子をみましょうということになった。

そういえば、今年の2月にも、やる気が出ないことがあって、先生に相談して、同じようなことを言われ、様子を見てたら、いつの間にか治っていた。

あのときも、7月から12月まで、乳腺科や口腔外科、形成外科への怒涛の通院があり、ひと段落して1か月半くらい病院に行かないで済んだ時期だった。

あのあと、2月の末から7月初めに放射線治療が終わるまで、前にも増して怒涛の通院だった。再建が中止になったり、婦人科の見解がコロコロ変わったりして、ストレスも半端なかった。それにコロナの影響も加わり、仕事でもストレスがあり、、、言われてみれば、体力的にも、精神的にも大変な半年だった。それでも、放射線治療のころは元気で毎日ウーバーイーツ数えながら楽しく通院していた。

先生の言うように、どっと疲れが出たのかもしれないなあ。原因の整理がついたら、なんだか少し元気になった気がする。

子宮筋腫摘出のとき、卵巣も摘出するなんて言う「いいこと」もあるのかしら?と、聞かれた。先生から卵巣も摘出した方がいいと言われてることを婦人科に伝えたので、摘出する方向で進んでいるが、卵巣摘出により、更年期障害の症状がひどくなる可能性があると聞いて心配していることも相談。言いにくいこと言うけど、あなたの歳ならひどくなることはほぼない!とのこと。それよりも、乳がん再発の危険が下がるので、乳腺外科医としては、卵巣はとって欲しい。

乳腺外科医からすれば「卵巣摘出=いいこと」なんだ。女性としては、やっぱり抵抗があり悩むところだけど。既に卵巣とることに決めてはいたけど、そこまで言われると、もう迷いはなくなった。

放射線治療後3か月

2020-09-30 23:01:00 | 乳がん
放射線治療が終わってから約3か月経った。
治療中は痛みも痒みもなかったが、照射部位が日焼けのように黒くなった。

徐々に色はさめてきているが、まだくっきりとした輪郭を保っている。

乳輪乳頭は色が濃いから焦げたようで、3か月かけてゆっくりゆっくり一皮剥けて、やっと柔らかくなった。

皮膚全体が硬くガサガサになってしまうのかと思っていたが、さほどでもない。朝晩、ヘパリン類似物質とバイオイルを塗っているが、塗り忘れても乾燥してしまうということはない。

大胸筋は硬くなっていて、腕を上にあげると伸びてる感覚が強い。健側にはない感覚。毎日ストレッチしているが、柔らかくなるのかな?

もし、今エキスパンダーを入れたら普通より痛そう。

癌患者であるという甘え

2020-09-13 07:47:00 | 乳がん
2019年7月乳がん発覚、9月左胸全摘、4月皮膚の追加切除(2回)、5〜7月放射線治療。8月もはや癌患者ではない宣言。

夫は、私が癌と判明する前から、週末は寝室に籠りきりで、食事の時に顔を合わすくらいだった。このところ、それが顕著になっていた。夫とは一緒に飲みにいくし、決して仲が悪い訳ではない。でも、この家庭内別居状態をなんとかせねばと思っていた。私とか、二人の生活というものに興味が薄いのが原因だと思っていた。

夫に、週末、もっと楽しく過ごせないかなと聞いてみた。俺は今のままで満足だというような答えを予想していた。ところが、夫の答えは、自由にタバコが吸えなくてそんなことできないというもの。そこなの?正直言って意外な答えだった。

私は元々タバコが嫌いで、癌と分かってからは再発が怖くて余計にタバコの煙を避けるようになった。だが、窓に換気扇をつけたりして、リビングでタバコを吸えるようにしている。ただし、夫がタバコを吸っている間は、無言で寝室に逃げていた。

煙を嫌がる姿を目の当たりにするのが夫にとって大きなストレスだったという。だから、吸いたいけど、寝室に籠もってがまんしていたと。

確かに、タバコを吸い出した途端に寝室に逃げるのは、ちょっとは悪いと思ってたけど、そこまでは考えが及ばなかった。うちの中で吸えるようにしたんだから、それで十分でしょ、私、癌なんだから、協力するのが当然でしょ。という思いが何処かにあった。態度で示せばタバコをやめてくれるかもという淡い期待もあった。私のことが大切ならやめてくれるだろうとも思っていた。

これは癌患者の傲慢さだった。癌だということをいいことに、相手にストレスや悪印象を与えても、それを正当化していた。やめてもらいたいなら、ちゃんと話さなければわからない。もはや癌患者ではないなんて偉そうなことを言って、中身は何もなかった。

きっと、夫以外の人にも、何かしら傲慢な態度をとっていたと思う。人を犠牲にしてまで、自分の健康を守ることはやりすぎだ。もっと謙虚に生きていこうと思う。

タモキシフェンの価格

2020-08-28 08:30:00 | 乳がん
2019年7月乳がん発覚、9月左胸全摘、10月からタモキシフェンの服用開始。

タモキシフェンDSEP第一三共エスファ)の価格は
10月 1000円(30日分)
11月   1920円(90日分、以降同じ)
2月 1980円
4月 2020円
7月 1980円

30日分と90日分は、量は3倍なのに、価格は約2倍。いっぺんに処方してもらう方がお得。

90日分でも、毎回微妙に金額が異なる。4月と7月は同じ薬局なのにさらに不可解。

10月から2月までDSEP第一三共エスファのタモキシフェン(AG。オーソライズドジェネリック)が出されていた。4月、最初に出されたのは別のジェネリックで、(うろ覚えだが)倍くらいの価格が提示された。DSEPはもっと安かったことを伝えると、ジェネリックによって、かなり薬価が違うことが判明。DSEPで副作用もないのでDSEPに変更してもらった。こんなことがあるって、初めて知った。


もはや乳がん患者ではない

2020-08-19 13:04:00 | 乳がん
2019年7月に乳がんが発覚してから2020年7月放射線治療が終わるまで、1年間治療を続けてきて、乳がんの治療は終了。再発予防のためのタモキシフェンの服用は後4〜6年続く。これは、予防であり治療ではない。もはや乳がん患者ではない。

2020年2月、心が折れそうになり、記録をつけることで心を整理しようと、このブログを立ち上げた。皆様のいいねや応援が励みになり、コメントにお力を頂き、なんとか無事ここまで来た。放射線治療終了後、過去のブログを読み返し、足りないところを補充してきた。それもやっと終わった。

これからは、乳がんと少し距離を置いて行こうと思う。放射線が終わったとき、これからは病気を忘れて楽しいことに夢中になるようアドバイスしてくださった方がいらした。ゆっくりした方がいいよというアドバイスも頂いた。貴重なありがたいアドバイス。勇気をもらった皮膚科の先生の「放射線も終わってこれから免疫力が回復するからイボもなくなるよ」の言葉もあった。そうだ、乳がんに執着してないで、好きなことをやって、ストレス溜めずに、免疫力高めていこう!

別のブログを立ち上げようかな。趣味のブログとか仕事関係のブログとか。趣味の仲間や仕事仲間には病気のこと言ってないから、このブログとは完全に分ける。もし、他のブログを見て、私だと思ってもコメントに乳がんのことは書かないでくださいね。

ここまで読んでくださった皆様、コメント頂いた方々、ありがとうございました。今後もたまに更新しますので、よろしくお願いします。コメントやDM(パソコン用のサイトから送信可能)はいつでもウェルカム。待ってます♪

昨日、DMをくださった方、ありがとうございます。貴重なアドバイスを頂き嬉しいです。これを読んでくださることを期待して、お礼申し上げます。