2019年7月乳がんが発覚し、手術、追加切除(2回)、放射線治療を受け、2020は年7月一応乳がんの治療は終了。
去年の10月から自家組織再建を目指して形成外科にかかるも、3月一旦中止になった。お陰で再建について改めて考える時間ができた。
シリコンでやるとしても、最低2回、体にメスを入れる。全身麻酔も2回。自家組織なら、加えてお腹も大きく切る。手直しとか、壊死した場合には、部分麻酔かもしれないが、さらに切る。この1年間で、チョキチョキ体を切り刻んだ。もう切りたくないなぁ。痛い思いはやだなぁ。と思う。
この嫌な気持ちを抑えてでも、再建したら明るい未来が開けるのか?いや、待てよ。このままだと私の人生暗いの?
まず、日常生活に支障はない。幸か不幸か小さな胸なので、片方なくてもバランスが悪くて肩が凝るなんてこともない。
水着もなんとか着られる。上に何か羽織れば問題なし。そもそも、大胆に水着で堂々と闊歩する年齢じゃない。水着については3月20日のブログ参照。
お風呂は?乳輪乳頭は残ってるから、堂々と入っちゃえば、いいような気もする。幸い?豊乳じゃなくて、左右のギャップがないから、気がつかれないかも。今は放射線焼けがあるから目立つけど、色が冷めたら分からないんじゃないかなぁ。
それか、これ↓着けて入ればよくない?恥を忍んで写真を公開。全摘したのどっち?っていう質問は心の中だけにおさめておいて下さい、
これは百均のアカスリタオルをネジって輪っかにして縫い合わせたもの。こんなのつけてる方がかえって目立つかな?
さらにこの上にもう一枚大きなアカスリタオルをかけるバージョンも考えた。このピンクのだけかけるんでも、いいのかもしれない。
温泉では、ブラつけて入ったら断られちゃうかもしれないけど、少なくとも、災害時に自衛隊が作ってくれるお風呂に入るときは許してもらえるんじゃないかな。
こんな工夫でお風呂もクリアできたら、もう困ることはない。強いて言えば、一緒に温泉に行く人に、乳がんだったことを知られちゃうってことかな。でも、元気で堂々と温泉入ってれば心配かけることもないし、それなら知られてもいい。
手術でおっぱいを失ったと思ったけど、そうじゃなかった。乳頭乳輪もあるし、高さがないだけで、私のおっぱいは今もちゃんとある。中に乳腺がなくったって、女じゃなくなったなんて思わない。手術後、一度も乳房を失ったことで落ち込んだことはない。
2月に再建が中止になったとき、問題に押しつぶされて、再建したいのに諦めることは絶対したくないと思った。でも、考える時間をたっぷりもらって、本当に再建する必要があるのか考えていたら、再建したいのかどうか分からなくなってきた。
再建をするには、また何回か痛い思いをしなくちゃいけない。手術をすればそのあと、しばらくは、好きなスポーツもできない。そんな犠牲を払っても、手に入れたい将来の胸のある生活って何だろう?手術を受ける時間とお金を別のことに使う方が幸せなんじゃないの?
12月には腹腔鏡下で子宮筋腫摘出手術を受ける。これをやっておけば、将来自家組織再建もできる。いずれにしても再建はその後。放射線照射を受けてるから、ずっと後かもしれない。再建の可能性を確保した上で、これからゆっくり考えようと思う。