2019年7月乳がんの宣告を受け、8月乳がん専門医を受診。9月3日に入院して、左胸の全摘手術を受ける予定。
海で寝転びながらビールを飲んでボーッとするのが、私たち夫婦の夏の楽しみ。全摘しちゃうとできなくなっちゃうかも。ということで、今年は最後の夏。あしげく毎週海に通った。私は、その他に仲間とも海で遊んでるから、ほぼ8月の土日の全てを海で過ごした。おまけに今年の春、バリに行って来たから、日焼けで真っ黒。もう着れなくなるかもと、取っ替え引っ替え全ての水着に出番をあげた。刹那主義になったわけじゃないけど、出来ることは出来るうちにやっておかないと、とは思う。だから、入院準備で忙しかろうと、舌の腫瘍の手術の抜糸がまだ終わってなかろうと関係なし。今日もダメ押しで行きたいと思ってたけど、残念ながらお天気が冴えないのでやめた。入院前なんだから少し休みなさいよ!ということかな。
今年の海は荒れていた。天候が荒れていたのではなく、環境が。海に入ると、無数のビニールが手足に引っ掛かって気持ち悪いし、ペットボトルや缶も浮いていた。例年と比べてその数は格段に酷かった。急に海水浴客のモラルが低下したとも思えないので、今年は潮の流れが変わったのかもしれない。
引っ掛かってきたビニールや手の届くペットボトルなどを拾うとすぐに手一杯。私に出来ることは微々たるものだが、放ってはおけなかった。私を育ててくれた海だから。私の癌を手術で取ってもらう代わりに、私は海を少しでも守りたい。