輝く愛媛の『旬』情報

魅力あふれる愛媛の話題をお送りします。

四国霊場 第45番札所 岩屋寺 Part1

2011年11月06日 | 愛媛の札所
         

今日は四国霊場第45番札所の「岩屋寺(いわやじ)」をご紹介いたします。

第44番札所の「大宝寺」から随分日が経ってしまい申し訳ありません。






第44番札所の「大宝寺」からはだいたい10kmの行程です。






四国霊場の中でも最も駐車場と境内が離れている札所で、

駐車場からは約20分ほど山道を登らなくてはなりません。





         

難所ではありますが、それだけに霊場の荘厳な雰囲気や大自然の息吹を直接感じることができます。






途中にある山門です。






登り道ではありますが、石段はきれいに整備され足場に不安を感じることはありませんでした。







私が訪れたのは7月14日、夏の真っ盛りでした!

大汗をかきながら登りましたが、今の時期だと空気が凜として気持ちがいいんではないでしょうか。





         

















ここまで来ると境内はすぐそこ!

境内は明日ご紹介しますね!





四国霊場 第44番札所 大宝寺

2011年08月25日 | 愛媛の札所


今日お送りするのは、四国霊場第44番札所「大宝寺(だいほうじ)」です。

久万高原町菅生の山麓にあり、境内は老樹が林立し、幽寂な空気が漂っています。





西予市の第43番札所の「明石寺(めいせきじ)」からは約67km。

峠道が続き、歩き遍路では3日かかる行程で、八十八ヶ所の順路の中で最難関と言われていました。





四国霊場八十八ヶ所のちょうど半分に当たり、「中札所」といわれています。

本堂の屋根は銅版葺きです。





たびたび大火に見舞われ、現在の本堂は明治時代に建てられたものです。



         

大師堂は昭和59年に再建されました。








         

縁起は大和朝廷の時代、百済から来た僧侶が、携えてきた十一面観音像をこの山中に安置。

飛鳥時代になって、明神右京、隼人という兄弟の狩人が十一面観音像を見つけ、草庵を結んでこの尊像を祀ったそうです。

この話を聞いたときの文武天皇(在位697〜707)は、さっそく勅命を出して寺院を建立、元号にちなんで「大宝寺」と号し、創建されました。











久万高原町は標高が400m以上あり、夏でも涼しく四国の軽井沢と呼ばれています。


                                          (Shiba)


四国霊場 第43番札所 明石寺

2011年07月17日 | 愛媛の札所
明石寺01

今日ご紹介するのは、四国霊場 第43番札所 明石寺(めいせきじ)です。

以前は「あげいしじ」と呼ばれていました。

地元では今でも「あげいしさん」と親しまれています。


明石寺地図01

第42番札所の佛木寺からは約10km、西予市宇和町にあります。


明石寺02

6世紀の前半、欽明天皇の勅願により、円手院正澄という行者が唐からの渡来仏であった千手観音菩薩像を祀るため、この地に七堂伽藍を建立して開創したのが起源とされています。


明石寺03

その後、12坊を建立し、修験道の道場として栄えました。


         明石寺04

弘仁13年(822)には弘法大師がこの地を訪れ、荒廃した諸堂を再興。


明石寺05

鎌倉時代になってから再び荒れ果てた伽藍の修復に当たったのは、源頼朝であり、以後武家の信仰を集めました。


         明石寺06


明石寺07

江戸時代には宇和島藩主・伊達家の祈願所となり、末寺は70余寺を数えたと伝えられています。


         明石寺08

大師堂です。


明石寺09

本堂は明治時代に建立されたもの。


明石寺10

天井絵は信徒が奉納したもので、鳥や亀・花など華やかな絵が描かれています。


                                 (Shiba)




霊場 第42番札所 佛木寺

2011年07月04日 | 愛媛の札所
今日ご紹介するのは

四国霊場 第42番札所 佛木寺(ぶつもくじ)です。


佛木寺01

先日ご紹介した龍光寺から約2.6kmのところにあります。


佛木寺02

この立派な山門(仁王門)は今年完成したところです。


         佛木寺03


佛木寺04

お邪魔した時は、まだ門の周辺を工事中でしたので近づくことはできませんでした。


佛木寺07

牛を曳く老人に出会った弘法大師は、老人の勧めで牛の背中に乗り進んでいると、楠の大木に宝珠がぶら下がっているのを見つけたそうです。

  
         佛木寺09

この宝珠はかつて弘法大師が唐に留学していたとき、有縁の地が見つかるようにと東に投げた宝珠でした。


佛木寺08

弘法大師はここが霊地と悟り、楠を彫って大日如来を造り、眉間に宝珠を納め本尊としたそうです。

写真は右が本堂、左が大師堂です。


佛木寺10


         佛木寺06

四国霊場では珍しい茅葺の鐘楼もあります。


佛木寺05

牛馬の守り仏としても信仰を集めています。

毎年6月に行われる瓜封じも有名です。


                              (Shiba)

四国霊場 第41番札所 龍光寺

2011年07月01日 | 愛媛の札所
四国霊場 第41番札所 龍光寺(りゅうこうじ)は宇和島市三間町にあります。


龍光寺01

第40番札所の観自在寺からは約50km離れています。

車でも1時間半、歩きでは16時間、2日間の行程です。


龍光寺02

弘法大師がこの地を訪れたとき、稲を背負った老人に会ったそうです。

大師はこの老人を五穀大明神の化身であろうと考え、尊像を刻んで稲荷大明神として安置したそうです。


         龍光寺03

三間のお稲荷さんとして有名です。


         龍光寺05

ご本尊は十一面観音菩薩像。


龍光寺04

こちらが大師堂です。


         龍光寺06

本堂は神仏分離令により明治時代に新しく建てられたものです。


龍光寺07

龍光寺の境内から見た宇和島市三間町戸雁の町です。

のどかですねぇ~!



                             (Shiba)



四国霊場 第40番札所 観自在寺

2011年06月16日 | 愛媛の札所
四国と言えば四国八十八ヶ所めぐりが有名ですよね~!

愛媛には第40番札所の観自在寺(かんじざいじ)から第65番札所の三角寺までの26ヶ所の札所があります。

できるだけ順番どおりにご紹介したいと思いますが、途中で順番が変わってもお許しくださいね!


観自在寺01

愛媛に入って最初は、第40番札所 観自在寺(かんじざいじ)です。

南宇和郡愛南町御荘平城にあります。


観自在寺02

1番札所から最も遠いところにあるため「四国霊場の裏関所」とも呼ばれているそうです。


観自在寺03

山門は町の文化財で、天井の方位盤が有名です。


観自在寺04


         観自在寺05


観自在寺06

左が本堂、右が大師堂です。


観自在寺07

八体仏十二支守り本尊

自分の干支の守り本尊に水をかけて祈ると願いが成就するそうです。


観自在寺08

大師堂は総檜の宝形造りで、回廊では四国八十八ヶ所のお砂踏ができるそうです。



                                   (Shiba)