それでは、どのようにすれば、このような内容のブレを防止できるのでしょうか?それには、以前にもお話しましたが、まずその節の文頭で設問から要求されている事項に対する回答を答えてしまうのが簡単です。例えば立案したビジネスモデルを要求されたならば、「私が今回立案したビジネスモデルは、既存インフラを活用し・・・をおこなって収益を上げるモデルである。具体的には・・・・」と冒頭で宣言してしまうのです。このようにすれば、書き手はこれに従って、より詳しい説明をブレークダウンして話を続ければよいだけとなり楽です。また、読み手からすると、聞きたい結論を第一声で確認できるので、以降安心して読み進めることができるようになります。 実のところ、読み手(採点者)は、大量の採点をこなさなければならないため、早く正解を書いてくれる論文を心の底で望んでいます。初めの段階でチェック項目をクリアしてくれる論文は大変ありがたいのです。人間「ホット」すれば、及第点を与える気分にもなります。いかに正解を書いてくれていても、回りくどい論調で書いてある論文はあまり印象が良くないのです。ここまでで、タイトルと内容の一致が大切であることはお分かりいただけたと思いますが、実際に受験者がタイトルを決める時に陥る迷いにも触れておきたいと思います。タイトルを決める順序は、・・・(続く)…ITストラテジスト試験対策の決定版!「情報処理教科書ITストラテジスト2019年~2020年版」と論文対策のロングセラー「ITストラテジスト最速の論文対策」(TAC出版)最新第4版で、ゴールデンウィークのスタートダッシュを図りましょう。どちらも2018年最新過去問に対応しています。午後2では、2冊間で同じ問題でも異なる模範論文で解説しています。合わせてご利用ください。