ダイハチ建築骨組み模型

木造建築の美しくて繊細な骨組みの状態を模型にしてみました。

刑事告訴⑥ 初日

2024-04-20 18:33:40 | ここ
A社の三週間程度のリフォーム工事(古民家全改装)です。
とりあえず一週間だけ洋室一部屋分の内装工事をお願いしました。
A社の支店長とは関係が出来ているので応援大工を入れても問題ありません。当時の大工の単価は18,000円~20,000円でした。私は一律20,000円で設定してくださっていました。応援大工は18,000円になります。

朝、現場に来たサモシーは40歳前後の関西出身の大工でした。
挨拶を済ませた後、仕事の内容を説明すると理解していたので安心しました。
気を使わせないよう、私は離れた部屋の工事をしてお願いした洋室には仕事中に立ち入らないようにしていました。
10時の休憩になり、お客様が用意してくださっていたお茶を頂くことにしました。
サモシーに声をかけて、洋室で一服です。

座りかけると同時に
サモシー「A社の○○大工が・・・」
私「いやいやいや、いい、いい、そんな話」
「あのさぁ」とか「この話知ってる?」の前置きなしに始まったからびっくりしたのでよく覚えています。サモシーは〈きょとん〉とした顔をして、外したことのない十八番なのに好きじゃないの?て感じで私のことを見てました。あー気持ち悪。
昼になったので声をかけて昼食にします。聞くと外食じゃないとのことなので一緒に食べようと誘います。洋室は玄関横の南面なので明るくて冬でも暖かい。
しかし待っていても車からなかなか出てこない。「一緒に食べようよ」と二度声をかけるとようやく出てきました。見るとふやかしたサツマイモを二個持っていました。
「お金が無くてガソリンを入れたら弁当が買えなかった」
私は夕方コンビニに行ってお金をおろし、その日から毎日日払いで払うことになりました。
一週間なら何とか面倒見れるかな?先が思いやられる。
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