gooブログはじめました!ホームページ「16葉のクローバ」の番外編です。

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写真を添付した詩の仲間の作品を一読下さい。

我が道

2013-09-01 17:10:42 | 自遊人マサル詩集



[我が道」

人には生まれ持つ 意思がある
意思をまげて 生きるより
意思を貫いて 生きようよ

自分の言葉を 必ず守り
自分の行動には 責任を持ち
自分に正直に 生きようよ

人を騙すより 騙されようよ
器用に 生きるより
不器用に 生きようよ

何事にも 言い訳せず
何事にも 前向きに
痩せても枯れても 男だろう

男の花道 歩こうよ

マイナス思考

2013-09-01 16:51:48 | 佐藤もも詩集




「マイナス思考」

私だけが 不幸を背負いこんでいる
なんてことはない
あれは 夜の静けさが生んだ幻想

誰も私を 見守っていない
なんてことはない
あれは 忍び込んだ孤独がつくりだしたもの

私だけが いつも損をしている
なんてことはない
あれは 積極さを欠いてまねいた自分の行動

自分を マイナス思考で考えることはない
一晩眠って 朝になれば分かること


みる

2013-08-05 09:16:52 | 今日子詩集


「みる」

街を歩き 車を走らせ
視界に飛び込んでくるものは
私の網膜というスクリーンに映し出される

見たくても 見たくなくても 

風が吹き 草や雨の匂いが
胸の奥にしまい忘れていた
幾つかの箱の蓋を開ける

心のキャンパスには
自由な想いが
時間と場所の制限を超えて
いつ果てるともなく 描かれてゆく

現実に見ているものは
ほんの一瞬の幻影

私にだけみえるもの
私にだけ感じるもの
大切に抱きとめながらエーテル状の想念は奥深く
ただ いあざなわれるがままに
踏み込んでいく・・・

方向転換機

2013-08-05 09:04:08 | のりひと詩集


「方向転換機」

生き方を変える
機械があるという噂だよ
とても人気が高いんだって

長い人生を歩んで感じる
停滞感

自分に対する
不満、苛立ち

そんなものを解消してくれる
方向転換機って
便利だと思うけれど

ただし、
忍耐試験に通らなければ
使わせてくれないんだって

禁煙、禁酒、禁賭け事
人生の船底に沢山貝がへばりついたみたいに
容易に剥がれ落ちない問題ごと

方向転換機だって
簡単に楽に使えるなんて
世の中 そんなに甘くはない

私の一部分

2013-08-05 08:53:27 | 佐藤もも詩集


「私の一部分」

この真っ白い 形の良い
細い大根のような 私の素足

風にしなる 里芋の
茎のような 私の襟足

赤く実って 口に含みたい
さくらんぼのような 私の唇

手に触れれば さらさらと柔らかい
玉蜀黍の毛のような 私の髪の毛

あなたが売約済みにしたいと
口癖のように言っている 
私の一部分

南国沖縄

2013-08-05 08:43:20 | 自遊人マサル詩集


「南国沖縄」

女子高生の悲惨を伝える
ひめゆりの塔

焦土の大地 灰色の空
血に染まる赤い海 赤い砂

地獄のような みなみの島沖縄

50余年の 悠久の時を重ね
取り戻 美しき南国の自然

青い海 白い砂浜 緑の大地
透き通る青い海 沖縄

東シナ海の静かな海
時々見せる 白い波頭

風の囁きに耳を澄まし
時を忘れ 心を癒し
尊い犠牲の平和 噛みしめる

圧力

2013-07-07 12:12:42 | のりひと詩集


「圧力」

ふたりは固く抱きあう

大きな風に飛ばされぬように
激しい雨にたたれないように
世の中から阻害されないように

しかし
二人がこんなにも
圧迫を受けていようとは
当人同士しかわからない

外圧を跳ね返して進む
二人の険しい人生

但し、内圧には
くれぐれもご用心

2013-07-07 11:57:37 | 今日子詩集


「嘘」

子供が嘘をつく
自分の世界の始まり
親は知っていながら
子供の成長と苦笑い

男と女が嘘をつく
お互いの背中を見つめつつ
これが「優しさの代償」と
諦め顔

母が嘘をつく
家族と牙城を守るため
強くて 哀しい嘘・・・
永遠の秘密として

あなたが偽りの言葉を並べるので
私は防御の壁をめぐらす
嘘で固めた感情は
昇華することも否定されて
水銀のように重く澱んで
ひたすら
体の中を 循環し続ける

真実を見失う・・・という
動脈硬化を伴って

お墓参り

2013-07-07 11:46:31 | 自遊人マサル詩集


「お墓参り」

春の彼岸 夏のお盆
秋の彼岸

祖先や 先だった父や母
浮世の ならわし墓参り

集まる実家 兄弟
姉妹 そして甥と姪

お墓には 幼き頃の
懐かしい面々

虫取り 木登り 魚とり
思いを胸に

続けよう
墓参り

青空

2013-07-07 11:38:51 | 佐藤もも詩集


「青空」


窓から ビルの底を覗く昼下がり
交差点を渡っている人が見える

みんな前を向いて渡っている
おしゃべりして渡っているアベックも
周りに気を取られることもなく
自分たちの世界に浸っている

どこからでも見られるこの青空を
誰もじっくり見ようとしないのは不思議だ

私は今日も彼の目を覗くように
自分の心の中を見つめるように
窓から青空を見る

イビサ

2013-06-05 08:36:55 | 今日子詩集


「イビサ」

自分が何者で
自分が何を求めているのか・・・
そう自らに問う者は多い
まともな感覚だろう

イビサはスペインの小さな島
それがどんな島で
どんな意味があるのかは 人其々に違う

いいや それは何のイメージも持たない
貼りついた写真に過ぎないかもしれない・・

自分と向きあうために
只それだけに 存在する蜃気楼
そしtプロセスの一つなのだ

自分を知ることは 大変危険な行為
あらゆるものが
知識 環境 常識 宗教 愛 家族 友人・・・
そんなものがまとわりついて 逃げ道を誘う

結局 死ぬまで 本当の自分に辿り着けなくて
肉体を脱ぎ捨て去る時
無意味なものに翻弄されていたことに気付き
自分の魂の叫びを断末魔に聞くことになるのだ

(注 イビサ 村上龍の小説より)

どっこい泣き笑い

2013-06-05 08:30:32 | のりひと詩集


「どっこい泣き笑い」

何処にいても
お天道さまは見ている

悪いことも
恥ずかしいこともできない

いつもいる場所は
知られている

どんな気持ちで
相手を思っているのか
その心さえ読んでいる

だから今いる場所で
どっこい泣き笑いする

赤い矢印の道

2013-06-04 20:44:09 | 自遊人マサル詩集


「赤い矢印の道」

曼荼羅の世界を歩く
長い旅路の1200キロ
街を抜け 村を抜け
野を越え 川を渡り
山を越え 谷を渡る

春のは花の山里
夏には朝霞の山里
秋には実りの山里
冬には雪の山里

四季折々 移り変わる
山里の美しさ 厳しさ
風も渡る 鳥も渡る

いにしえの小道
今も続く 遍路道

ほたる

2013-06-04 20:36:16 | 佐藤もも詩集


「ほたる」

ふたりで
ホタルを追いかけている
時が好き

あのホタルたちは
かなわぬ恋の
魂なのでしょうか

きっと結ばれぬ恋を
諦めきれずに
彷徨っているのでしょう

私たちも出会わなかったら
さみしい夜を
彷徨っtいたかもしれない