自分が父親のことをなんて呼んでいたか?考えると、「パパ」「お父さん」、今でもお父さんで「おやじ(親父)」とは呼ばない。また、周りの子どもの中には、「おとん」「おとうさま」と呼んでいる家もある。時代劇だと「ちちうえ」というのもある。また一方で、外向けには「お父さん」とも呼ぶがフォーマルには「ちち」と呼んでいる。
あと子どもの時に悩んだのは、どのタイミングから「パパ」から「お父さん」に変えるか?だ。小学校の低学年か中学年で変えた気がするが、「パパ」と言っていると、いとこに恥ずかしかったり、一方で、急にお父さんと呼び方を変えるのも恥ずかしかったりと、恥ずかしさのサンドイッチ状態だった記憶がある。
そこで家では、いろいろ呼び方が変わるのが面倒だし、外向けには「ちち」が最終形なら、最初から「ちち」と家でも呼ばせてしまえば、子どもが覚えるワードは「ちち(父)」の1ワードだけですむなと考えた。いろんな呼び方に使う記憶メモリーは他の言語や他のことに使う頭にに回してもらえればいいかなと考えた。
そこから「ちっちー(父)」(「ちち(父)」だと発音が難しいので)と覚えさせる日々が始まった。
しかしこのちっちー、ママ、パパと比べると格段に難しいらしい。「ち」は無声後部歯茎破擦音といって、簡単にいうと舌を動かせないと発音ができないからだ。だからあせらずに辛抱強く教えた。
最近1歳4ヶ月になったが。ようやく「ママ、ちっちー」っと言えるようになった。
結構、嬉しい。