中でも、直接ホームに建てられた建植用というものは少なくなっているのではないでしょうか。そして、この写真のような金属で作ったものとなると最近ではあまり見かけられなくなってきました。最近ではプラスティックの吊り下げが多いんでしょうか。
ちなみに、こういった駅名表示板は、国鉄時代には鉄道掲示基準規程というものでその種類と形というのが定められていたのだとか。先ほどの建植用というのは第4種に当たるそうです。
前置きが長くなりましたが、天竜浜名湖鉄道の都田駅にはそんな駅名表示板が残っています。
元々国鉄だった鉄道線の名残と言ってよいのでしょう。ですが、最近の天竜浜名湖鉄道は、駅への装飾が激しく、本来の雰囲気を崩してしまっているきらいもあるのではと思うわけです。
確かに、乗客誘致のためではあるのですが、本来のレトロな雰囲気を全面に出した方がもっとよいのではと思う次第です。それこそ、36件もの登録有形文化財を有する天竜浜名湖鉄道の真の価値なのではと思うのです。
第4種の名残の駅名表示板。今風の建物は桜で隠してみました。
ちなみに第3種と呼ばれる柱用もこの駅にはあります。しかも背後にはレトロな改札口まで。
最近の流行ではありますが、レトロな建物を利用したお洒落なカフェのある都田駅。ただ、ちょっと、本来の意味からはずれているような気がしないでも。(レトロな雰囲気を絵として売っていった方がいいのでは)
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