ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑪

「神は乗り越えられる試練しか与えません」by咲
「まっぴらでありんす！」by野風
「全部わしのせいじゃ」by龍馬
「でもあいつは・・・壊せっつったかもしんねえな」by辰五郎

日曜劇場『JIN－仁－』2009年・TBS
出演：大沢たかお　中谷美紀　綾瀬はるか　小出恵介　内野聖陽
原作：村上もとか(集英社「スーパージャンプ」連載中)


過去の感想はこちらから
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」②
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」③
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」④
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」番外編
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑤
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑥
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑦
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑧
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑨
ドラマ鑑賞記録「JIN－仁－」⑩


とうとう終わってしまいました・・・。
終了前から「映画化か？」「続編か？」と言われていましたが
ＴＢＳは続編も映画化もないと言っています。
原作も完結していないことだし、ある程度の謎は残っても
仕方ないことだと思います。
でも、それならば予告であんなにあおる必要はなかったのでは？
キャストもスタッフも原作も脚本もしっかりしているドラマなんだから
あんな風にあおらなくてもみんな見たのに。

・・・と、不満から始まってしまいましたが
全体的にはとても満足なドラマでした。
あのラストだから続編があったらもっと嬉しいけど。
できれば映画ではなく。

乳ガンの手術が決まり、身請け話がなくなってしまった野風。
なんと白無垢で大門を出ていきます。
一歩踏み出した野風の顔に明るい陽が射す演出はいいですね。
花魁特有のあの高い下駄をぬいで、そのままの姿で仁友堂へ。
「ふつつか者でありんすが・・・」のセリフと南方の笑顔。
これってまんま嫁入りじゃないですか？
素敵～。

写真がなくなったことで未来から解放された南方。
これで原作と設定が同じになったから、さらに続編ありなのでは？
と思ったのですがね・・・。
埋める前に写真がまた変わっていたことについてはスルーでしたね。

咲ちゃんが結納を蹴って南方のもとへ行こうとした時、
龍馬並みの「奇策」で咲ちゃんを逃がした恭太郎。
あの時、恭太郎の器が少し大きくなったんじゃないかな？
あのシーンは咲ちゃんのエピソードと思われがちだけど
実は恭太郎の成長を表現しているんじゃないかな。

全話を一緒に観ていた同居人が
「あれだけ顔と性格が恋人に似ていたら普通野風を好きになるんじゃない？
なんで咲に惹かれるんだろう？」と言っていました。
あ～、南方は咲に惹かれてたの？
写真がなくなった後、意識を戻した野風を心配することなく
咲に「そばにいてください」って言って夜明けまで一緒にいたのは
そういうことなの？
通じ合っている２人の関係を見て身を引く決意をした野風は
勘違いじゃなかったの？
ちょっとその辺は確信がありませんが。

でも、姿形や性格が一緒でも同じように好きになるものなのかな？
普通に考えたら咲のようにそばで尽くしてくれる人に惹かれない？
その辺の考え方も違っていておもしろいな～。

続編があってもなくてもドラマは一旦終わり。
楽しかったな～。
あ、いろんなところでドラマの感想が載っていますが
「○ニーズとイケメンが出てないのが良かった」という意見が目立ちました。
おい！大沢たかおさんはイケメンって言うんだぞ！