Making a good sound living

ブログ♪ファミローザ・ハーモニーより最新情報をお届けします♪

路上のソリスト

2009-06-30 | エミコ
 一人で「路上のソリスト」を鑑賞しに。私は映画評論家にはなれない!美味しいモノを食べて、それをいかに美味しいか説明するコメンテーターにもなれない!本当に胸に来た時、それを言葉で表現することなんて出来ない。泣くしかない。本当に美味しいモノを食べたら「おいし~~~~い!!!!!!」としか言えない。昔から、真剣に人の話を聞いていればいるほど真面目くさった顔になるらしく「つまらなさそうな顔をしている」と指摘され、落ち込んだ。
そう、「路上のソリスト」は胸にささった。音楽家として見ておくべき映画かな、くらいに思って見に行ったけれど、それは大間違い。たまたま主要人物が音楽家なだけ。確かに音楽の素晴らしさを実感できるし、音楽がもたらす偉大な力も実感できる、でも、それ以上に何よりもこの映画が言っていることは「謙虚であれ」ということだと私は思った。こんなにたくさんの奇蹟、心、時には誰か、何かの犠牲に支えられて生きているというのに、それを時に錯覚して強気になってしまう愚かな人間!何にも頼らずに生きているはずがないというのに、私はひとりで生きているのだと豪語してしまう人間!助けている側、助けられている側、全てが平等であることを忘れてしまう人間!この映画を見て、私はエンドロールで大泣きしてしまったけれど、その涙が自分の情けなさを思っての涙なのか、感動しての涙なのか、わからない。
 しかも、これは実話な訳だから。本当に心にささる映画だった。家族も興味を持っていた映画だったので、プログラムを見せようと思って買ったのだけれど、中に書いてあること、どれを読んでも、この映画のすごさは伝わらないって思った。実際に見なければ、分からない。強い強いパワーを秘めた作品だった。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。